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2022年05月21日22:08

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ストロング小林さん追悼(135)

75年新日本プロレス「第2回ワールド・リーグ戦」も後半戦に突入。第18戦、4月26日、大分県中津市片津公園特設リング(観衆4,300人超満員発表)大会、ストロング小林は4月19日、和歌山県立体育館大会に次いでこのシリーズを最後に海外武者修行に出発する藤波辰巳と2度目のタッグを結成、山本小鉄&藤原喜明組と対戦しています。

この日は30分1本勝負。18分42秒、S小林がカナディアン・バックブリーカーで小鉄からギブアップを奪い、S小林&藤波組の勝利。藤波にとっては遠征前最後の地元大分サーキットとなりました。

この日の公式戦は坂口征二が柴田勝久を10分13秒、片エビ固めで破り、外国人対決、キラー・カール・クラップvsマンマウンテン・マイクは6分47秒、クラップが頭蓋骨絞め(ブレーンクロー)で圧勝。マサ齋藤は永源遙に11分1秒、体固めでフォール勝ち。星野勘太郎はファザール・シンを8分40秒、逆エビ固めでギブアップさせています。

第19戦、4月27日、大分県佐伯(さいき)市佐伯高校体育館(観衆3,400人発表)大会。S小林は木戸修とのタッグで齋藤&星野組と45分3本勝負で対戦という、興味をそそられるカードが組まれました。1本目は16分54秒、木戸が星野を体固め、2本目は2分43秒、星野が木戸をエビ固め、決勝の3本目は3分18秒、齋藤が木戸を体固めに決めて、木戸が2本フォールを取られて齋藤&星野組が2−1で勝利を収めました。

公式戦は坂口がジョン・ガニアを8分14秒、片エビ固めで破り、大木金太郎はマイクに5分31秒、片エビ固めでフォール勝ち。小鉄と永源の対戦は12分5秒、体固めで小鉄の勝ち。スーパー・デストロイヤーはFシンを4分40秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせました。

佐伯大会のメインイベントは猪木vsクラップのシングルマッチ60分1本勝負が行われ、16分31秒、逆さ押さえ込みで猪木があっさりとフォール勝ちし2日前の4月25日、福山市体育館で公式戦でリングアウト負けを喫した時の星を返しています。

第20戦、4月28日、宮崎県都城市体育館(観衆3,100人発表)大会。S小林は実力者星野との公式戦。星野のトリッキーな突貫ファイトにヒヤリとさせられる場面もありましたが、14分24秒、ブレーンバスターからの体固めでフォール勝ちし7勝1敗1分。

その他公式戦は小鉄はサングレ・フリアーを9分51秒、体固めで破り、SデストロイヤーはJガニアに4分32秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを収めています。

第21戦、4月30日、大分県営体育館(観衆4,000人満員発表)大会。S小林は木戸と組んで、大木&小鉄組とタッグマッチで対戦(30分1本勝負)。15分6秒、大木が木戸を体固めで降し、大木&小鉄組に軍配が上がりました。

公式戦は齋藤が星野を15分28秒、首固めで破り、クラップはJガニアを7分39秒、頭蓋骨絞め(ブレーンクロー)で撃破。永源はFシンを8分35秒、片エビ固めで破りました。

第22戦、5月1日、熊本市体育館(観衆4,500人満員発表)大会ではフリー参戦同士のS小林と大木がタッグを組んでメインイベントに登場、クラップ&Sデストロイヤー組の今リーグ戦参加外国人最強タッグチームと60分3本勝負で対戦。本当に動画があったらじっくり観たいカードです。

1本目は13分17秒S小林が逆さベアハッグ(逆さベアハッグは月刊プロレスでの決まり手、ゴングでは「逆さ胴絞め吊り」)でSデストロイヤーからギブアップを奪い先制。逆さベアハッグは当時調べた時はスタンプ・ホールドかと思っていましたが、おそらくSデストロイヤーの195cm、140kgの巨体をカナディアン・バックブリーカーで十分にリフトアップ出来ず「掛けぞこない」だったのではないかと思われます。

2本目は7分54秒、クラップがS小林を頭蓋骨絞め(ブレーンクロー)、決勝の3本目は3分15秒、S小林がクラップに反則勝ち。2−1でS小林&大木組の辛勝に終わりました。

公式戦は齋藤と木戸の玄人好みの一戦が組まれ、11分40秒、片エビ固めで齋藤の勝利。小鉄はJガニアを8分54秒、体固めで降しました。

第23戦、5月2日、長崎国際体育館(テレビ生中継、観衆6,300人超満員発表)大会。番組の冒頭はS小林と小鉄の初のシングルマッチ公式戦。小鉄はS小林を場外に落とし、3メートル以上あろうかというコーナーポスト最上段からリング下のS小林めがけてのダイビング・ボディプレスの奇襲。まさに「人間爆弾」の面目躍如たる攻撃。

負けん気の塊である小鉄はS小林を持ち上げると相手の得意技であるカナディアン・バックブリーカーを見せましたがこれはギブアップ奪えず、11分14秒、突っ込んで来た小鉄を器用にも逆さ押さえ込みに丸め込んでS小林がフォール勝ち。危ない場面もありましたが終わってみればS小林の冷静な勝利で9戦8勝1敗1分の8.5点。

セミファイナルは猪木とSデストロイヤーの公式戦、よもやの2敗目を喫し、後がない猪木は10分47秒、ブレーンバスターからの体固めでSデストロイヤーからフォール勝ち、9戦7勝2敗の7点となりました。

メインイベントはフリー参戦同士の大木と齋藤の初対決。齋藤は猪木、S小林に負けて2敗となり優勝争いから一歩後退。明大同期の桜である坂口の援護射撃に回りました。

猪木の試合がメインイベントではなくセミに回ったのは2週続けてメインでの猪木の公式戦が試合途中で放送時間が終了し、試合結果を問い合わせる電話がNETや東京スポーツ、ゴング、月刊プロレスなどのマスコミに集中したそうなので、猪木の試合を放送時間内に終わらせる為の試合順でしょう。

今度は坂口がNET「ワールドプロレスリング」の放送席にゲスト解説者として座り、翌週5月9日、高松市民文化センターで再戦を行う大木をリングサイドから挑発。

大木は放送席の坂口を意識しながら試合をしましたがそこは百戦練磨の強者。キーロック、足4の字固めと攻め立てていき、11分36秒、回転エビ固めでフォール勝ち。「カウントが早い!」と坂口が抗議しましたが判定は覆らず。大木はこれで福山でノーコンテストとなった坂口戦を除いて10戦10勝、全勝で10点。齋藤は3敗目となり、自力優勝消滅です。

坂口はこの日はテレビ生中継前の試合に出場、マイクと公式戦で対戦し4分32秒、キャメルクラッチ(ラクダ固め)でギブアップさせました。坂口は公式戦消化が早く、既に大木戦を除いては12戦10勝1敗1分で10.5点となり、残りは猪木、大木、齋藤と強敵とのばかり。

外国人陣営はクラップの独り勝ち状態で9戦8勝1敗となり、優勝の可能性が残るのは猪木、坂口、S小林、大木、クラップの5人に絞られてきました。
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