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2022年05月15日19:28

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ストロング小林さん追悼(129)

既にベルトを返上して前王者になっていたとは言え、猪木がタイガー・ジェット・シンにフォール負けしNWF世界ヘビー級王座を奪われてしまったのは当時としては大変衝撃的なニュースでした。

75年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」終盤戦の模様です。

広島大会の翌日、3月14日は東大阪市中央体育館(観衆4,000人満員発表)大会。メインイベントで坂口征二&ストロング小林組が18日、愛知県体育館で猪木&坂口組の保持する北米タッグ王座に挑戦するシン&マイティ・ズール組と対戦。

1本目は14分6秒、シンが坂口を体固め、2本目は2分38秒、坂口がズールを体固め、決勝の3本目は6分49秒、坂口とシンが両者リングアウトとなり1−1の引き分けに終わりました。

シンに2週連続フォールを奪われ、失意のドン底に陥った猪木はセミファイナルに出場し、スティーブ・ベイダーを8分54秒、弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップさせています。

星野勘太郎とジョニー・ロンドスのシングルマッチは9分33秒、ロンドスが体固めで勝利。木戸修とピーター・カイザーの一戦は7分32秒、逆エビ固めで木戸が勝っています。

3月16日、石川県鹿島郡鹿西(ろくせい)町(現在の中能登町)励志館(観衆3,800人超満員札止め発表)大会は地元出身の永源遙の地元凱旋興行として行われています。鹿西町は05年「平成の大合併」で鳥屋町、鹿島町、鹿西町の3つが合併して中能登町になっていますが、鹿西町の03年3月末現在の人口数が4,875人ですから、町民のほとんどの人がこの日励志館にプロレスを見に来たことになりますが、この数字はさすがにないと思います。

永源はメインイベントに登場、兄のように慕っていた坂口と組んでズール&Sベイダー組と対戦。1本目は14分6秒、ズールが永源を回転エビ固め、2本目は5分19秒、永源がSベイダーを体固め、3本目は4分15秒、坂口がSベイダーを体固めに決めて2−1で坂口&永源組が勝利。故郷に錦を飾りました。

猪木はセミファイナルに回り、ロンドスとシングルマッチで対戦、8分37秒、弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップ勝ち。

セミ前には山本小鉄が出場、シンとシングルマッチで対戦し6分48秒体固めでフォール負け。この試合がこのシリーズ最後の出場となり、4試合に出場、3月9日昼の甘木大会でメインイベントに出た以外、残りの3試合は全てシンとのシングルマッチでした。この日も日曜日で、試合出場も週末の土日ばかりでした。平日は野毛道場でのコーチ、南青山でデスクワークをやって週末だけ巡業に合流していたのでしょうか。

全部シンとのシングルというのも、「猪木さんの露払いの役割は俺がやる。」という小鉄の強い意思だったのでしょうか。小鉄の出番は全部S小林より後であり、役員として迎えられるS小林に対する牽制の意味もあったかと思います。

S小林はカイザーを5分52秒、逆エビ固めでギブアップさせています。

3月18日、愛知県体育館(テレビ収録、観衆13,000人超満員)発表で猪木&坂口組の北米タッグ王座にシン&ズール組が挑戦。この試合、シンはいつものグリーンのタイツではなく、黄色いタイツで登場、腰に13日の広島県立体育館で猪木を破って奪ったNWF世界ヘビー級王座のベルトを巻いて入場。

倍賞鉄夫リングアナに選手コールの際、「NWF世界ヘビー級チャンピオン」と付けてコールするように要求していました。1本目は18分20秒、坂口とシンが両者リングアウト。2本目は2分16秒、坂口がズールをアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップさせ2−1で猪木&坂口組が4度目の防衛を果たしました。

名古屋大会セミファイナルはS小林ではなく星野とロンドスとのシングルマッチ45分1本勝負で11分6秒、体固めで星野の勝利。S小林はセミ前に登場しSベイダーと対戦。7分28秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちしています。
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