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2022年05月07日00:05

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ストロング小林さん追悼(120)

(前回の続き)ー「新日本プロレスのリングに上がるのは、今度の『新春黄金シリーズ』だけですか?次のシリーズの予定は?」

小林「一応、契約は今度のシリーズだけで、次のシリーズは未定なんです。それはまたその時点で決めます。ですが、その次、3月末か4月の初めからありますね、第2回ワールド・リーグ戦。これには是非参加させて欲しいと申し入れはしています。

猪木さんの話では『レスラーならどの団体、所属を問わず参加できる、オープンなものにする』そうで、日本人も外国人も差別(原文ママ)なく、総当たりで実力だけで勝負を決する、そういうのは大好きですからね。

僕も是非出場させて欲しいと言ったんです。大木(金太郎)さんも韓国代表ということで出てくるらしいし、アメリカからも日本の人が大分、戻って来るらしい。僕としては絶好の腕試しの機会ですからね。」

ー「すると打倒猪木はワールド・リーグでということですか?」

小林「そうですね。そういうことになりますが、出る以上はもちろん優勝したい。猪木さんとはもちろんぶつかるし、坂口さん、大木さんとも思い切った勝負をしてみたいですね。こういう機会を僕は待っていたんですよ。」

ー「あなたは日本人同士の勝負というと、目を輝かせるが、その方が燃えるんですか?外国人との闘いよりも…」

小林「そんなことはないですよ。強い奴を相手にする時、カッカとするんです。日本人でも外国人でも誰でも、とにかく強いレスラーと勝負したい。勝ち負けは問題じゃなく、自分を精一杯ぶつける時にレスラーとしての生き甲斐を感じるんですよ。

ベストマッチをやればファンにもプロモーターにも高く評価してもらえて、それがファイトマネーになって返ってくる。そこにプロレスの喜びがあるということをこの1年でハッキリ自分の生き方として身に付けました。

その意味では昨年は最高でした。そして今年もそれ以上の年にしたいですね。」

ー「そう言えば、昨年は色々な賞を受けたね。東京スポーツ新聞社のベストバウト、敢闘賞、本社(ゴング出版元、日本スポーツ出版社)の年間ベストバウトもあなたと猪木の試合だったし…。」

小林「本当にレスラーになってよかったと思いました。」

ー「それから、キャデラック・エルドラドも昨年買ったそうじゃない?」

小林「はい…アメリカで稼いだファイトマネーで買ったんです。間もなく着くと思うんです。僕は車が大好きですし、今から凄く楽しみなんですよ。」(※この辺りがマイティ井上を初めとする一部の国際プロレス所属選手の怒りを買ったか…?)

ー「アメリカと言えば、アメリカにはもう行かないんですか?」

小林「12月30日にビンス・マクマホン(シニア)氏から国際電話があったんですよ。アメリカヘ帰って来いってね。1月20日(日本時間21日)にマジソン・スクェア・ガーデンの(新年)オープニングマッチがあるんですよ。

それに是非出場して欲しいってね、今年こそお前の年、(ブルーノ・)サンマルチノと勝負しろって、ハッパをかけられたんですが、僕は当面、日本からは動けませんと断わったんです。

向こうは残念がって『エニータイムOK、いつでも来い』と言ってくれているんです。有難いですよ。だから今年の後半はまたアメリカになるかもわかりませんね…」

ー「当面日本から動けないという理由を、もうちょっと具体的に聞きたいですね。打倒猪木を果たさないうちは日本から動かない、ということですか?」

小林「はい。それもありますが、ハッキリ言って馬場さんと猪木さんの対決の問題ですよ。僕が感じるのに、凄く今、日本選手権へのムードが盛り上がって来たように思うんです。こんな時に日本を留守にしていられませんよ。いなかったらバスに乗り遅れます。

言わせてもらえば猪木さんと馬場さんだけで日本選手権なんかやられたらたまりませんからね。口はばったいですが、僕にも日本選手権参加の資格はあると思うんです。もしそういう大会が行われるなら、是非参加したいし、その為には日本マットで実績を積んでいきたいという訳です。」

ー「どうなんですか?今プロレスに対する考え方は色々あって、いわゆるアントニオ猪木の言う『強者は1人、チャンピオンは統一されるべきで、日本選手権は是非やるべきだ』という考え方と、ジャイアント馬場の『それぞれの団体でチャンピオンがいてもいいじゃないか、マイペースでいこう』という考え方、あなたはどっち?」

小林「その点については僕はハッキリしています。猪木さんの考え方に大賛成です。だから昨年、国際プロレスを飛び出した時、猪木さん、馬場さん両方に挑戦状を公開で送ったんです。

強者は1人、ここは日本なんですからね。それぞれが国際タイトルを持つのはもちろん結構なことですが、日本で一番強いというランク付けは必要なんじゃないですか。

つまり日本選手権者を1人持つということで日本のプロレスの権威がつくと思うんです。僕なんかアメリカでよく聞かれたですよ。『日本のチャンピオンは誰か?』って。そういう時困ったですよ。

一匹狼の僕が、こんなことを言っちゃ悪いが、3団体興行合戦は結構ですが、手を結ぶところは結ぶべきじゃないですか。とにかく、今年も一生懸命、また賞がもらえるように頑張りますから、よろしくお願いします。」(この項了)


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