ストロング小林がIWA世界ヘビー級王者として凱旋帰国した71年国際プロレス夏の陣「ビッグ・サマー・シリーズ」。第4戦は7月9日、福島市体育館(テレビ収録、観衆3,500人発表)大会。
この日はダブル・メインイベント、ダブルメイン第2試合はサンダー杉山&ラッシャー木村&寺西勇組とボビー・ヒーナン&チャック・カルボ&ジョニー・ケイス組が対戦した6人タッグマッチ。1本目は11分48秒、木村が逆エビ固めでケイスをギブアップさせて先制、2本目は6分12秒、ヒーナンが寺西を体固め、決勝の3本目は2分43秒、木村がヒーナンからアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップを奪い、木村が2本奪う大活躍で杉山&木村&寺西組の勝利に終わりました。
ダブルメイン第1試合は小林が今シリーズのエース外国人であるブラックジャック・ランザとノンタイトルのシングルマッチ60分3本勝負で対戦、1本目は8分56秒、ランザが体固め、2本目は3分12秒、小林が逆エビ固めで取り、決勝の3本目は1分49秒、小林が反則勝ち。
小林は開幕戦の7月6日、東京体育館でカルボを相手にIWA世界ヘビー級王座の初防衛戦を行い、2−1、取られた1本は反則負けであり、カルボに1フォールも与えないで完勝していますが、カルボはジョバーであり、AWAのトップクラスであるランザとは役者が違いました。ランザは小林の王座に挑戦を表明、シリーズ最終戦の8月2日、足立区体育館でのタイトル戦が決まりました。
ビッグ・コマンチ&チーフ・ブラック・イーグル組は黒潮太郎&ミスター珍組と45分3本勝負で対戦。1本目は5分1秒、イーグルが珍を体固め、2本目は14分8秒、黒潮がコマンチを体固め、決勝の3本目は10分7秒、コマンチが珍を体固め、非力な珍が狙われて2フォール奪われて2−1でコマンチ&イーグル組の完勝に終わりました。
アニマル浜口とジャック・クレイボーンのシングルマッチは27分35秒、クレイボーンが体固めでフォール勝ちを収めています。
東北から北海道へと北上、7月12日は札幌中島スポーツセンター(テレビ収録、観衆7,300人超満員発表)大会。メインイベントは小林とクレイボーンのノンタイトルのシングルマッチ60分3本勝負。1本目は11分50秒、体固め、2本目は10分13秒、逆エビ固めでいずれも小林が取り、2−0でストレート勝ち。
セミファイナルでは木村が金網デスマッチ(時間無制限1本勝負)でカルボから19分11秒、ギブアップ勝ちしていますが、金網デスマッチはテレビでは放送出来ない為、設営、撤去の時間を考慮するとメインイベントの後の最終試合で行われた可能性が強いです。
杉山&浜口組vsランザ&イーグル組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は9分50秒、杉山がイーグルを体固め、2本目は11分10秒、外国人組の反則勝ち、決勝の3本目は9分4秒、ランザが浜口を片エビ固めに降し、2−1でランザ&イーグル組に凱歌が上がりました。
寺西とヒーナンのシングルマッチは10分22秒、ヒーナンが体固めで勝ち、大剛鉄之介とコマンチのシングルマッチは15分5秒、コマンチが体固めで勝利。ケイスは村崎改め紫鬼三(デビル紫)とシングルマッチで対戦、15分25秒、ケイスが体固めで勝ちを収めました。
北海道ツアーの後は関東に戻り、7月26日、栃木県真岡市体育館(テレビ収録、観衆3,800人満員発表)大会。メインイベントは小林&木村組がコマンチ&イーグル組のインディアン・コンビと対戦。1本目は11分57秒、木村がアバラ折り(コブラツイスト)でイーグルをギブアップさせて先制、2本目は12分28秒、コマンチが小林を体固め、決勝の3本目は7分21秒、小林がコマンチを体育館で破り2−1で小林&木村組の勝利。
セミファイナルは寺西とランザがシングルマッチ45分3本勝負で対戦、1本目は15分39秒、2本目は3分6秒、いずれも片エビ固めでランザが取り2−0のストレート勝ちで実力差を見せつけています。
杉山とカルボのシングルマッチは14分23秒、体固めで杉山が勝ち、浜口vsクレイボーンは19分38秒、体固めでクレイボーンの勝利。黒潮とケイスのシングルマッチは16分11秒、体固めで黒潮が勝ちました。黒潮は「第3回IWAワールド・シリーズ」にトリニダードトバゴ代表でエントリー、失格になりましたが、そこでの経験で自信をつけました。
珍はヒーナンとシングルマッチで対戦し12分49秒、両者リングアウトに持ち込む大健闘ぶりを見せました。
7月31日、埼玉県川越市民体育館(テレビ収録、観衆2,000人発表)大会。メインイベントは福島大会同様に杉山&木村&寺西の3人がトリオを結成、ランザ&イーグル&ケイス組と対戦、1本目は9分38秒、杉山がケイスを逆エビ固め、2本目は9分44秒、外国人組の反則勝ち。決勝の3本目は3分10秒、木村がイーグルを逆エビ固めでギブアップさせて2−1で杉山&木村&寺西組に軍配が上がっています。
セミファイナルは小林とコマンチのシングルマッチ45分3本勝負、1本目は16分、両者リングアウト、決勝の2本目は1分44秒、小林が速攻の体固めで取り、2−1で小林がランザとのタイトル戦を前に貴重な勝利を挙げました。
浜口はカルボとシングルマッチで対戦し、15分28秒、体固めでフォール勝ち、紫vsヒーナンのシングルマッチは16分33秒、体固めでヒーナンの勝利。大剛とクレイボーンのシングルマッチは17分53秒、体固めでクレイボーンが勝ちました。
シリーズ最終戦、8月2日、足立区体育館(テレビ収録、観衆2,500人満員発表)大会、メインイベントはIWA世界ヘビー級選手権試合、王者小林にランザが挑戦。試合は61分1本勝負で行われ、14分32秒、バックドロップからの体固めで小林が強敵ランザを撃破、2度目の王座防衛に成功し、凱旋帰国シリーズの有終の美を飾りました。
セミファイナルは異色のカード、浜口&寺西に珍を加えたトリオがイーグル&カルボ&クレイボーン組と45分3本勝負で対戦、1本目は16分5秒、イーグルが寺西を体固め、2本目は3分57秒、寺西がカルボを回転エビ固め、決勝の3本目は4分5秒、浜口がイーグルを体固め、2−1で浜口&寺西&珍組の勝利。
セミ前には木村とコマンチの金網デスマッチが行われ、21分31秒、木村がKO勝ちしていますが、熱戦譜の順番とは違う可能性ありです。
杉山はケイスを10分51秒、逆エビ固めで破り、大剛とヒーナンのシングルマッチは16分7秒に体固めでヒーナンが勝っております。
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