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2021年03月11日01:09

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ありがとう!横浜文化体育館(127)

03年の年末は空前の格闘技ブームが到来、大晦日には民放3局が格闘技特番をゴールデンタイムで組み、真正面から衝突。日本テレビが「猪木ボンバイエ」(神戸ウィングスタジアム)、TBSが格闘家に転向した元横綱・曙vs人気絶頂だったボブ・サップとの話題の一戦をメインに据えた「K1Dynamite」(大阪ドーム、現京セラドーム大阪)、フジテレビが「PRIDE男祭り」(さいたまスーパーアリーナ)を開催。

ストロングスタイルを売りにする新日本プロレスはオーナーである猪木の方針もあって選手が格闘技イベントに駆り出されるなど翻弄され、リング上も活気がなくなり暗黒時代へと突入、武藤敬司が前02年代表取締役に就任した全日本プロレスも日本武道館大会の不入りなどで興行収入が低下、経営危機が伝えられ、橋本真也のゼロワンもワンマンエース橋本が肩の脱臼により欠場→復帰も従前のようなファイトが見られず不調であり厳しい状況にありました。

また、前02年に新日本プロレスを退団した長州力が設立しこの年の3月に旗揚げした新団体WJは運転資金が尽きて早くも経営危機に陥っています。

そんな中三沢光晴が00年に旗揚げしたプロレスリング・ノアは四天王プロレス時代の観客をそのまま取り込んで好調を維持、この年の年末には翌04年7月に初の東京ドーム進出を発表していました。

大日本プロレスはデスマッチ系団体の先駆者であるFMWが前02年に倒産、同じくデスマッチ路線を売りにしていたIWAジャパンも興行規模が大幅に縮小され、デスマッチからは撤退、デスマッチ団体の頂点に立ち安定した支持を得ておりました。

大日本プロレス03年度最終戦、この年3度目の横浜文化体育館大会年末のビッグマッチ、「HARDER THAN HARDCORE6」は12月24日の平日水曜日に開催され、3,000人満員発表とまずまずの観客を動員。

メインイベントはBJW認定デスマッチ・ヘビー級選手権試合、王者「デスマッチドラゴン」伊東竜二の初防衛戦、先輩であるスキンヘッダーズ、アブドーラ小林が挑戦。「リング・オブ・デス 蛍光灯&バーブドワイヤーボード&ガラスデスマッチ」として行われました。

試合は16分13秒、リング上に置かれた蛍光灯、有刺鉄線を巻いたサボテン、ガラスボードの上にダウンした小林に伊東がコーナーポスト最上段からのドラゴンスプラッシュ、体固めでカウント3が入り伊東がフォール勝ちで初防衛に成功しました。

セミファイナルは大日本&バトラーツ混成タッグマッチ、大黒坊弁慶&石川雄規(バトラーツ)組と関本大介&原学(バトラーツ)組。駆け引きなしのバチバチスタイルの真っ向勝負となり、14分14秒、石川が原をレッグロックでギブアップさせ、バトラーツ総帥の底力を見せています。

BJW認定ヘビー級選手権試合、王者MEN'Sテイオーにリッキー・フジ(フリー)が挑戦。13分44秒、リッキーの前方回転エビ固めを切り返したテイオーがエビ固めで押さえ込んでカウント3。テイオーが王座防衛。

ハードコア・ストリートファイトデスマッチ、BADBOY非道vs黒天使、沼澤邪鬼の一戦は試合運びでは一日の長がある非道がラダー上ヘのパワーボムを決め、13分27秒に片エビ固めでフォール勝ち。

シャドウWX&gosaku(WEW)組とGENTARO&チョコボール向井組(WEW)組のタッグマッチ、14分26秒、WXが垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固めでGENTAROを降しました。

山川竜司の変身であるミスター大日本と谷口裕一の旗揚げメンバー同士によるシングルマッチは7分29秒、リバース・タイガードライバーからの片エビ固めでミスター大日本に凱歌が上がりましたが、旗揚げ興行の地である横浜文体でのビッグマッチで両者の対戦が第2試合というのはあまりに寂しい印象を受けました。

第1試合の井上勝正vs近藤博之vs豹魔(今井計)の3WAYマッチ。通常は1人フォールされたらそこで勝敗がつきますが、今回はイリミネーションルールで2人が負けないと勝敗が決まらないルール(制限時間20分)。まず8分57秒、近藤が得意技である腕サソリ固めで豹魔からギブアップを奪い、豹魔退場。ここで「チーム若作り」対決になりましたが、これまでほとんど何もしていなかった井上が9分13秒(試合はトータルタイム)近藤を逆さ押さえ込みに決めて、漁夫の利で勝ち星を挙げています。
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