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2020年09月14日22:39

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ありがとう!横浜文化体育館(6)

86年に入ると新日本プロレスのリングには84年に相次いで新日本を退団した前田日明、藤原喜明、木戸修、高田伸彦、山崎一夫らUWF戦士が「業務提携」の名目のもと復帰。

しかし観客動員、テレビ視聴率とも伸びず。9月19日、福岡スポーツセンターからの生中継を最後に73年4月6日から続いた新日本プロレスの「ワールドプロレスリング」は金曜午後8時より撤退。10月13日より毎週月曜日午後8時からに移行。さらに翌87年4月7日からは放送時間帯が毎週火曜日午後8時からに変更され、内容も山田邦子をメインキャスターとしたバラエティー番組との融合を狙った「ギブUPまで待てない!ワールドプロレスリング」にシフトチェンジも初回放送視聴率が5.7%と低迷を極めました。

4月には84年9月に新日本プロレスを離れたジャパンプロレスと85年8月に同じく新日本を退団のカルガリー・ハリケーンズからマサ齋藤、長州力、スーパー・ストロング・マシン、小林邦昭、ヒロ斉藤、保永昇男らが新日本プロレスに復帰参戦が決定し、新日本プロレスのリングは初代タイガーマスクの佐山聡がいないことを除けばUWF設立前とほとんど遜色ないほどのメンバーが集まりました。

5月20日には「IWGPチャンピオン・シリーズ」横浜文化体育館大会が開催され3,800人発表の観客を動員。(ノーテレビ)メインイベントは公式戦で猪木が藤原を14分56秒、延髄斬りからの体固めで撃破。藤波辰巳、前田日明は負傷欠場中で、セミファイナルは木村健吾&星野勘太郎組vsM齋藤&トニー・セントクレアー組で7分31秒、監獄固めでM齋藤が星野からギブアップを奪いました。

また、メイン終了後の最終試合として坂口征二とSSマシンのスペシャルマッチが組まれ、長州達が乱入して坂口を攻撃し僅か47秒、坂口の反則勝ちとなっています。

長州は5月30日の鹿児島県立体育館から試合に登場します。6月12日、両国国技館での優勝決定戦は猪木がM齋藤を破って優勝。この年からIWGPは優勝争い形式から正式にタイトル化されました。

しかし、これだけの陣容を抱えたにも関わらず新日本プロレスはマッチメイクの稚拙さもあってか人気は戻らず。猪木が提唱したナウリーダーvsニューリーダーの抗争も不発に終わり、「ギブ待て」も2クール目の7月からはバラエティー色を極力排除し試合中心の放送に戻りましたが、10月からまた毎週月曜日午後8時からに放送時間帯が変更されました。10月4日には猪木がM齋藤と山口県下関市の巌流島におけるノーピープルマッチを開催、翌5日の初回特番120分拡大枠で放送しています。

11月19日、後楽園ホールで行われたM齋藤&長州&H斉藤組と前田&木戸&高田組の6人タッグマッチで前田がサソリ固めを決めている長州の背後から顔面にハイキックを浴びせ、長州は顔面を腫らして負傷。(試合は10分51秒、長州が高田を体固め)、猪木から「プロレス道にもとる」と厳しく非難されて謹慎処分となりました。

また、年末の12月27日、両国国技館で行われた「イヤーエンド・イン国技館」ではビートたけし率いるTPG(たけしプロレス軍団)からの刺客、ビッグバン・ベイダーが登場、たけし軍団の挑発により猪木は当初発表されていた長州とのIWGPヘビー級選手権試合をベイダーとの試合に変更するとアピール。ベイダーとカードが入れ代わった長州とM齋藤が組んで藤波&木村健吾組と対戦したカードでは試合中にリング内に観客席からモノが投げ入れられ続ける異常な光景となり、試合は6分35秒、長州が木村健をリキラリアットからの体固めで降していますが、観客の怒りは収まらぬまま。

見兼ねた猪木が長州、ベイダーと連闘することになりましたが、長州とは6分6秒、卍固めを掛けたところに馳浩が乱入してこれをひっくり返して猪木の反則勝ち。ベイダーとの初対決は僅か2分49秒でベイダーのビッグバン・クラッシュ(フライング・ボディプレス)からの体固めの前に猪木が惨敗してしまい、興行内容に不満を持った観客が国技館を毀損する暴動に出て、新日本プロレスは両国国技館をしばらく使えなくなってしまいました。

この87年は3月26日の大阪城ホールでの猪木vsM齋藤戦でも乱入した海賊男がM齋藤に手錠をかけてしまい観客から暴動が起きました。2度に亘る暴動騒ぎは猪木が提供したアングルが観客、テレビ視聴者からソッポを向かれてしまったことを表し、新日本プロレスにとっては迷走の一年でした。

88年に入り、出場停止処分を受けていた前田は3月1日付で新日本プロレスとの契約を解除され、高田と山崎もこれに附随するかのように3月19日の後楽園ホール大会を最後に新日本プロレスを離脱。4月8日、前田、高田、山崎の3人と中野辰雄(翼燿)、安生洋二、宮戸成夫を加えた6人で新生UWFの設立を発表。

新日本プロレスの本物志向のファンが新生UWFに流れ、前田は時代の寵児となっていきますが、新日本プロレスは4月16日よりワールドプロレスリングの放送時間が毎週土曜日午後4時(関東地区)からの放送に変更され、ついにゴールデンタイム撤退を余儀なくされました。

そして迎えた88年「スーパー・ファイト・シリーズ」4月22日、沖縄・那覇市奥武山体育館大会、メインイベントは猪木&藤波組vsベイダー&M齋藤組。6分36秒、猪木組の反則勝ちでしたが、M齋藤に下半身を押さえられ、防御不能状態となったところにベイダーのビッグバン・クラッシュを浴びた猪木はダウン。

試合後の控室で藤波がついに決起…。
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