85年「世界最強タッグ決定リーグ戦」第9戦、12月1日、日曜夜の後楽園ホール(観衆3,000人超満員発表)大会。
メインイベントはタッグリーグ公式戦、全日本対国際血盟軍頂上対決、鶴田&天龍組とラッシャー木村&阿修羅・原組の対戦。2連覇を狙う鶴龍コンビとしては国際血盟軍の反則暴走を誘って勝ちにいきたいところでしたが…。
11月27日の札幌大会で腰を負傷、翌28日の旭川大会を欠場、29日の函館大会から復帰した天龍の腰にダメージが残っていました。国際血盟軍はそこを見逃さず、痛めている天龍の腰を集中攻撃。
天龍と原の攻防で、控えのR木村がイスを持ち出してリング内の原に投げ入れ、R木村がレフェリーの注意を引いている間に原は天龍の腰をイスで一撃。たまらず天龍は場外へ転落。これを追う原。
場外でR木村と原が2人がかりでダウンしている天龍の腰をイスでめった打ち。慌てて鶴田が救援に入りましたがR木村がこれを阻止。試合権利のある原がリングに上がりましたが天龍は場外でダウンしたまま立ち上がれず。16分12秒、原が天龍にリングアウト勝ちで国際血盟軍が番狂わせと言っていい勝利。
R木村&原組は大きな勝ち星を挙げて失点4の4点。鶴龍コンビは初黒星、失点3の5点となりました。
セミファイナルは夢のシングルマッチ、ドリー・ファンク・ジュニアとスタン・ハンセンの対戦。体力的に分が悪いドリーはハンセンのパワーの前に苦戦し場外へエスケープ。
ドリーを追ってハンセンも場外へ。ドリーを柵に投げつけ、コーナーの鉄柱に額を打ち付けます。さらに場外マットの上でボディスラム。リングに上がろうとしたハンセンですがドリーが足を引っ張ってこれを妨害。9分35秒、両者リングアウトのドローに終わっています。
公式戦外の試合ではセミ前に長州力&谷津嘉章組が12月7日、山形県体育館での公式戦を前にハーリー・レイス&ジェシー・バー組と対戦、11分55秒、長州がバーをリキラリアットからの体固めで降しています。しかし曲者レイスは前哨戦は敢えて好きなようにやらせ、長州&谷津組の必勝パターンをジックリ見ていたかのように思われます。
馬場&ハル薗田組はニック・ボックウィンクル&カート・へニング組と対戦、8分40秒、カートがコーナーポスト最上段からのミサイルキックから薗田を片エビ固めに決めてニック&カート組の完勝。
ダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組はジャパンの小林邦昭&保永昇男組との対戦。保永の蹴り足を捉えたスミスはそのままパワーを利してぐいっと持ち上げるとそこへキッドが保永めがけコーナーポスト最上段からミサイルキック。堪らずダウンする保永をスミスがそのままカバーの体勢に入り、カウント3。10分37秒、体固めでスミスが保永を破りました。
全日本対国際血盟軍、タイガーマスク&マイティ井上組vs今シリーズ初出場となる剛竜馬&2度目の出場となる高杉正彦組は9分9秒、タイガーマスクが高杉をジャーマン・スープレックスホールドでフォールしています。
ハンセンがドリーとドリームマッチで対戦した為、パートナーのテッド・デビアスは大熊元司とのシングルマッチが組まれ、僅か1分40秒、パワースラムからの片エビ固めで完勝しています。ハンセンと組むようになってから試合にスピード感が増していました。
全日本対ジャパン、石川敬士と栗栖正伸のシングルマッチは8分15秒、石川がコーナーポスト最上段からのダイビング・ギロチンドロップからの片エビ固めで快勝。
同じく全日本対ジャパン、渕正信&百田義浩組vs寺西勇&仲野信市組は11分45秒、仲野が義浩を首固めで破りジャパン軍に凱歌が上がっています。
第1試合はジャパンの若手対決、新倉史裕と笹崎伸司のシングルマッチで、9分39秒、新倉がジャーマン・スープレックスホールドで後輩笹崎を制しました。
全日本プロレスのプロパー新人である小川良成はジャパン自主興行では聖地・後楽園ホールの試合に出場していますが、所属である全日本の興行では聖地のリングはまだ踏ませて貰えていません。
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