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2020年07月12日22:33

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ジャンボ鶴田怪物伝説(666)

85年ジャパンプロレス自主興行シリーズ第3弾、「ニューウェーブ・イン・ジャパン」最終戦、11月7日、長野市民体育館(観衆3,200人発表)大会。最終戦も満員マークはつかず…。

メインイベントはジャパン対カルガリー・ハリケーンズ軍団抗争、長州力&小林邦昭&保永昇男組とスーパー・ストロング・マシン&ヒロ斉藤&高野俊二組が激突。保永は初のメインイベント登場となりました。

ハリケーンズは軽量の保永を狙えば勝てたと思いますが敢えて大将である長州にターゲットを絞り、3人がかりで長州を攻撃、自軍コーナーに逆さ吊りにして袋叩きにし13分31秒、ハリケーンズの反則負けとなりました。
 
ハリケーンズは今シリーズ全6戦、全日本プロレス勢、外国人との対戦はなく、全てジャパン軍との対戦でした。このことから見てもハリケーンズのジャパン参戦は馬場は直接関与していた訳ではないのが理解出来ます。

セミファイナルは馬場&天龍組がジャイアント・キマラ&キング・コブラ組と対戦。馬場とキマラは初対決。11分19秒、天龍がKコブラを首固めで破りました。

鶴田は大熊元司とのタッグでジャパン副将チーム、キラー・カーン&谷津嘉章組との対戦。12分5秒、Kカーンが大熊を「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めで破り、ジャパン軍に凱歌が上がっています。

テリー・ゴディは石川敬士とシングルマッチで対戦、7分6秒、ゴディが場外でフライング・ニードロップを決め、ボディスラムで投げつけてリングアウト勝ち。10月4日の「ワールド・チャンピオン・カーニバル」開幕戦から5週間の長期参戦となったゴディでしたが、タイトル挑戦もなく、鶴田、長州との絡みも少なく、ジャパンのシリーズでは中堅どころとのシングルマッチが多く組まれ、その能力を考えると、非常に勿体ないことをしたと思います。

第1〜4試合は全てジャパン対全日本の対抗戦が組まれました。寺西勇&仲野信市組vsタイガーマスク&マイティ井上組は11分29秒、タイガーマスクが仲野をフライング・ボディアタックからの体固めに決めて全日本側の勝利。

栗栖正伸と渕正信のシングルマッチは9分7秒、コーナーに逆さ吊りにして攻撃を加えた栗栖の反則負け。新倉史裕とハル薗田のシングルマッチは12分46秒、薗田が小林邦昭の得意技であるフィッシャーマン・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)でキャリアの差を見せつけました。

第1試合の笹崎伸司vs百田光雄のシングルマッチは8分6秒、光雄がバックドロップからの体固めでベテランの味を発揮しています。

ジャパンの自主興行シリーズ第3弾は全6大会中、満員、超満員となったのは11月2日の後楽園ホール、3,200人超満員発表だけで、長州vs鶴田の頂上対決を持って来た11月4日、大阪城ホールは9,500人発表と満員には成らず、10,000人を切る発表。地方では苦戦しました。大都市興行は少なかったです。

日本側メンバーは充実していましたが、外国人選手が3選手と少なく、知名度の高いスタン・ハンセン、タイガー・ジェット・シンがいなかった影響もあるでしょう。しかし、最大の要因は「ジャパンプロレス」のブランド力にあったと思われます。外国人も全日本のレギュラーだったゴディ以外、キマラは89年2月の「エキサイト・シリーズ」で初めて全日本に招聘されましたがKコブラは全日本には呼ばれませんでした。

UWFもそうですが、地方興行ではやはり全日本プロレス、新日本プロレスの名前が浸透しており、後発団体は不利と言えました。結果的にはジャパン主催のシリーズとしてはこの「ニューウェーブ・イン・ジャパン」が最後となり、移動経費も大きかったことから、以降ジャパンの自主興行は後楽園ホールを中心とした関東地区に重点を置いた単発興行になっていきました。

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