全日本プロレス、ジャパンプロレス連合軍は85年10月31日、「ワールド・チャンピオン・カーニバル」が終了すると1日の休みもなく翌11月1日、仙台・宮城県スポーツセンター(観衆3,900人発表)から、ジャパンの自主興行シリーズ第3弾となる「ニューウェーブ・イン・ジャパン」開幕戦に突入しています。
全日本のシリーズから残留して参加のテリー・ゴディ、8月の「サマー・ドリーム・フェスティバル」以来の来日となるジャイアント・キマラ(カマラ、ジェームス・ハリス)、キング・コブラの3人の外国人選手が参戦。
全日本勢は馬場、鶴田、天龍、タイガーマスク、石川敬士、マイティ井上、大熊元司、渕正信、ハル薗田、百田光雄、海外遠征が決まっているターザン後藤が序盤に、新人の小川良成が参戦。国際血盟軍の参加はなし。
注目は8月に新日本プロレスを退団し、フリーのプロダクション、「カルガリー・ハリケーンズ」を起ち上げたスーパー・ストロング・マシン、ヒロ斉藤、高野俊二の3人が新日本退団後、初めて他団体のリングに参戦となりました。
ハリケーンズの3人は、ジャパン主導で参戦の話し合いが持たれ、馬場が動いた案件ではなく、馬場も当初は「(参戦の)話は聞いてない」と大塚直樹に対し拒絶反応をしました。新日本プロレスとテレビ朝日との契約が翌86年3月末迄残っており、それまでは全日本プロレスのリングには登場させない意向を現しています。
開幕戦のメインイベントは長州力&谷津嘉章組がキマラ&Kコブラ組と対戦、10分56秒、長州がKコブラをリキラリアットから体固めで破り自主興行開幕戦白星スタート。
馬場はこの日は試合が組まれておらず、セミファイナルはキラー・カーン&栗栖正伸組と鶴田&天龍組が対戦。さすがにこの中では栗栖が一枚落ち、9分50秒、天龍がパワーボムからのエビ固めで栗栖から完璧なフォールを奪いました。
ハリケーンズはセミ前に出場、寺西勇&永源遙&保永昇男組とマシン&H斉藤&高野俊組というカードが組まれ、10分31秒,マシンが永源をダイビング・ヘッドバットからの体固めで降しハリケーンズが3か月ぶりの試合を白星で飾りました。後にブロンド・アウトローズ、レイジング・スタッフで共闘する保永がマシンのジャパン参戦第1戦の相手となっているのが面白いです。
ゴディは大熊とシングルマッチで対戦、5分25秒、バックドロップホールドで完勝。
ジャパン対全日本、小林邦昭&仲野信市組vsタイガーマスク&M井上組は11分31秒、タイガーマスクがジャーマン・スープレックスホールドで仲野からフォール勝ち。
新倉史裕と石川のシングルマッチは11分31秒、石川がサソリ固めで新倉をギブアップさせました。第1試合の全日本同士の百田光とT後藤のシングルマッチは15分時間切れ引き分けに終わりました。海外に出るT後藤は既にテキサス州サンアントニオに出発した川田利明同様、「関所」光雄を相手にドローに持ちこんでいます。
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