85年「熱風!サマー・アクション・ウォーズ」第12戦、7月12日、八戸市体育館(テレビ収録、観衆5,200人超満員発表)大会。
メインイベントは全日本対ジャパン軍団抗争、頂上対決とも言っていい鶴田&天龍&石川敬士組と長州力&キラー・カーン&アニマル浜口組の一戦。
試合は13分14秒、鶴田がボディスラムに来たKカーンを首固めに丸め込んでクイックながらもピンフォール決着。全日本の鶴田&天龍&石川組に凱歌が上がっています。
セミファイナルは大熊元司とスタン・ハンセンのシングルマッチ。3分32秒、ウェスタン・ラリアットからの体固めでハンセンが快勝しています。
セミ前に組まれたのは馬場&渕正伸組vsクラッシャー・ブラックウェル&テキサス・レッド組。大型チームを相手に渕では荷が重かったか?6分14秒、ブラックウェルがジャンピングしてのボディプレスからの体固めで渕をフォール。外国人組の圧勝に終わりました。
「孤高のヒットマン」阿修羅・原はこの日は栗栖正伸とのシングルマッチ。1分48秒、ヒットマン・ラリアットからの体固めで復帰後、天龍との無効試合を除いては短時間勝利記録を更新中。
佐藤昭雄&ハル薗田組とザ・デストロイヤー&スティーブ・リーガル組は11分19秒、デストロイヤーが薗田から足4の字固めでギブアップ勝ちしデストロイヤー&リーガル組が手堅い勝ち星を挙げています。
ジャパン対国際血盟軍、谷津嘉章&寺西勇組vsラッシャー木村&鶴見五郎組は10分50秒にジャパン軍団の反則勝ち。
小林邦昭とジプシー・ジョーのシングルマッチは9分31秒、小林がフィッシャーマン・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で完勝。全日本同士のグレート小鹿&ロッキー羽田組vsマイティ井上&ターザン後藤組羽田7分27秒、小鹿がT後藤をドリルアホール・パイルドライバーからの片エビ固めでフォールし古参の意地を見せました。
全日本対ジャパン、百田義浩&百田光雄組の百田兄弟と保永昇男&新倉史裕組は20分時間切れ引き分け。第1試合では国際血盟軍の高杉正彦がジャパンの笹崎伸司を7分49秒、ダイビング・ボディアタックからの片エビ固めで降しています。
なお、国際血盟軍の剛竜馬とアポロ菅原は、シリーズ途中よりヨーロッパ遠征に出発。大所帯の反動で口減らしにあったか…。
また、この日、84年3月に三沢光晴と共にメキシコ修行に出ていた越中詩郎が極秘理に帰国。八戸の会場に姿を現し、馬場に全日本プロレスを退団、新日本プロレス参戦を申し出ています。
越中は三沢がタイガーマスクとして帰国した後もメキシコEMLL(現在のCMLL)で試合をしていましたが、1月に新日本プロレスの坂口征二副社長から新日本プロレス参戦を打診され、メキシコから全日本プロレスに辞表を送付。3月の終わりにロサンゼルスで坂口と会談。移籍を約束していたものでした。
馬場は越中とは視線を合わせようとせず、「今からウチのチャンピオン(小林邦昭)の試合に乱入して『(ベルトに)挑戦させろ』と言ってこい」と移籍は認めず。
間に入った天龍が場を取り持ち、馬場に「ここに一人で来た越中の気持ちもわかってやって下さい」と越中を庇い、越中の帰り際に「お前も色々大変だろう」と自分のポケットマネーを手渡したというエピソードは今ではよく知られた話となっています。
ログインしてコメントを確認・投稿する