85年「激震!サンダー・ウォーズ」第3戦は5月19日、網走市総合体育館(観衆2,400人発表)大会。
メインイベントは全日本対ジャパン軍団抗争、天龍&石川敬士組と長州力&谷津嘉章組が対戦。ジャパンプロレス迎撃部隊の天龍と石川が2人だけでタッグを結成、ジャパン頂上チームとぶつかりました。
試合は20分を超す熱戦となりましたが、20分35秒、相撲タックルに来た石川を長州が首固めに丸め込んでカウント3。長州&谷津組が勝利を飾っています。
セミファイナルは馬場&鶴田&マイティ井上組という全日本プロレスの「王者トリオ」が実現。PWFヘビー級王者の馬場、インターナショナル・ヘビー級、同タッグ王者の鶴田、NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者のマイティ井上の3人が組みました。対戦するのはタイガー・ジェット・シン&テリー・ゴディ&マリオ・ミラノ組のこちらもシリーズ参加ヒールサイド外国人では最強のチーム編成。
鶴田が抜群の強さを見せ、10分47秒、フライング・ボディシザースドロップ(空中胴絞め落とし)からの体固めでベテランのミラノからフォール勝ち。王者トリオが堂々の白星を挙げました。
この日ダシラン・シンは試合が組まれておらず。マサ齋藤が前日の稚内大会で膝を負傷してこの日の試合を欠場しており、カードからあぶれたかと思います。
セミ前に組まれたのがタイガーマスク&渕正伸組vsダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組。9分26秒、キッドが渕を雪崩式ブレーンバスターからの片エビ固めに切って落とし、ブリティッシュ・ブルドッグスの圧勝に終わりました。
ジャパン対国際血盟軍、キラー・カーン&アニマル浜口組とラッシャー木村&鶴見五郎組の一戦は、鶴見が狙われると思いきや、粘られて7分49秒に浜口とR木村が両者リングアウトとなり引き分けになりました。
この日の第8試合に先の「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」4月3日の山形県体育館大会に突如姿を現し、長州を襲撃、4月24日、横浜文化体育館で天龍と組んで長州&浜口組と試合が組まれたものの、試合前にパートナーである天龍をイスで殴り逃走した阿修羅・原が前84年10月18日、高砂市鹿嶋神社大駐車場特設リング大会以来7か月ぶりに試合に出場。
対戦相手は横浜文体で原の代わりに天龍のパートナーを務め、長州&浜口組にたった1分27秒で敗れた大熊元司。横浜では2試合出場してとばっちりを食った因縁のある大熊は、普段はスロースターターでしたがいきなり原にヘッドバットの奇襲、倒して得意のジャンピング・ヘッドバット、しかし原はこれを外して大熊は自爆。
すかさず延髄斬りを放ってから一気にロープに飛ばしてのヒットマン・ラリアットからの体固め。試合タイムは僅か48秒、まさに秒殺勝利でした。原は無言でリングを去っています。シリーズに継続参戦するのかどうかもこの時点では不明…。
全日本対ジャパン、佐藤昭雄&グラン浜田組と小林邦昭&栗栖正伸組の一戦。佐藤を除けば新日本プロレスの同窓会マッチ。浜田と小林は浜田が若干先輩に当たり、新日本プロレスでは初代タイガーマスクを狙って共闘したこともあり、浜田と栗栖は同じ72年の旗揚げイヤー入門組。試合は10分34秒、佐藤と栗栖が両者リングアウト。
カナディアン・ルイスは仲野信市を6分43秒、ラリアットからの体固めで破りました。
この日は珍しく若手、中堅によるバトルロイヤル(14人参加)が行われました。北海道と言えば松前町出身のグレート小鹿の地盤であり、プロモーターは小鹿が務めていたと思われます。
当時は北海道では小鹿がスポンサーを見つけて来てバトルロイヤルをやり、賞金を優勝者に渡していたというエピソードもありました。決勝は8分33秒、ジャパンの新倉史裕が全日本の川田利明をエビ固めに丸め込んで優勝しています。
その小鹿はマジック・ドラゴンと組んで国際血盟軍の剛竜馬&アポロ菅原組と対戦、10分18秒、小鹿が菅原を逆片エビ固めでギブアップさせての勝利。
全日本対ジャパン、百田光雄&ターザン後藤組vs保永昇男&新倉組は10分26秒、保永が光雄を回転エビ固めに決めてジャパン軍の勝ち。全日本対国際血盟軍、百田義浩と高杉正彦のシングルマッチは7分29秒、高杉がアバランシュ・ホールドからの片エビ固め。第1試合の全日本対ジャパンは川田が笹崎伸司に7分52秒、ミサイルキックからの体固めで完勝しています。
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