85年「激突!オールスター・ウォーズ」第9戦は1月10日、北九州市西日本総合展示場(テレビ収録、観衆3,800人超満員発表)大会。福岡地区は坂口征二のお膝元であることから全日本プロレスは集客面で苦戦を強いられていましたが長州効果か、超満員の観客を動員してみせました。
メインイベントは馬場&鶴田&ザ・グレート・カブキ組vsタイガー・ジェット・シン&ラッシャー木村&鶴見五郎組。7分25秒、馬場が鶴見を16文キックからの片エビ固めでフォールし、馬場&鶴田&カブキ組の完勝に終わりました。
セミファイナルは全日本対ジャパン軍団抗争。天龍&石川敬士にベテラン、NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者マイティ井上を加えたトリオが長州&アニマル浜口&寺西勇組と対戦。
81年8月の国際プロレス崩壊後は全日本プロレスと新日本プロレスに袂を分かっていたM井上と浜口、寺西が反対側のコーナーに立って試合をしました。M井上と浜口は79年2月23日、新日本プロレスの千葉公園体育館で星野勘太郎&山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズからIWA世界タッグ王座を奪い、11回の防衛に成功した和製ハイフライヤーズ、ナニワ・ブラザーズ(共に大阪のナニワ・ボディビルジム出身)の異名を持つかつての名タッグチーム。
M井上と寺西は73年2月の全日本プロレス「ジャイアント・シリーズ結集戦」に共に国際プロレスからレンタル参戦し、開幕戦の2月10日、新宿区体育館で20分時間切れ、5分延長も時間切れの名勝負を展開し、国際プロレスの吉原社長をが「どこへ出しても恥ずかしくないカード」と鼻を高くしたというエピソードがあり、いわゆる手の合う対戦相手。80年6月29日、国際プロレスの後楽園ホールでは浜口が負傷の為返上を余儀なくされたIWA世界タッグ王座決定戦にタッグを組んで出場し、新日本プロレス代表のストロング小林&永源遙組と対戦。3本目にジプシー・ジョー、ロッキー・ブリュワーの乱入で惜しくもリングアウト負けとなり王座を逃しています。
しかし、時の流れは無常で、移籍先の互いの団体の威信を賭けて対戦することに…。
試合は石川がジャパン軍団のコーナーに捕まり、長州が石川をコーナーポストに逆さ吊り、そこへ浜口と寺西が攻撃を加え、静止に入ったレフェリーのタイガー服部を突き飛ばして15分37秒、ジャパン軍団の反則負けとなりました。
タイガーマスク&渕正伸組とダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組は11分23秒、キッドが渕をダイビング・ヘッドバットからの体固め。
全日本対ジャパン、グレート小鹿&大熊元司組の極道コンビvsキラー・カーン&谷津嘉章組は8分34秒、Kカーンが大熊をダイビング・ダブルニードロップからの体固めで降しKカーン&谷津組の勝利。全日本対国際血盟軍、佐藤昭雄&マジック・ドラゴン組とジプシー・ジョー&剛竜馬組の一戦は9分47秒、佐藤が逆さ押さえ込みで剛からフォール勝ち。
小林邦昭&新倉史裕組はペーロ・アグアヨ&ブラソ・デ・オロ組と対戦。8分52秒、小林がオロをフィッシャーマン・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)でフォールしています。
巨漢ジャイアント・ヘイスタックは永源遙を2分3秒、エルボードロップからの体固めで破り、グラン浜田はブラソ・デ・プラタとの一騎討ち、10分51秒、ウラカン・ラナ(前方高角度回転エビ固め)で丸め込みました。
全日本対ジャパン、ターザン後藤&川田利明組と保永昇男&仲野信市組は11分17秒、保永が川田を首固め。栗栖正伸はアポロ菅原を9分9秒、パイルドライバーからの片エビ固めで破り、百田義浩は笹崎伸司を9分22秒、逆さ押さえ込みで降しています。
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