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2020年03月03日22:43

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ジャンボ鶴田怪物伝説(535)

85年「激突!オールスター・ウォーズ」全日本プロレス本隊はザ・グレート・カブキとUWAのグラン浜田が全戦参加。カブキは前84年「ジャイアント・シリーズ」以来2シリーズぶりの参戦。

正規軍としてジャパンプロレス勢、国際血盟軍、外国人選手と対戦することになりますが、ジャパン軍との闘いにおいてはハードヒットな試合が予想され、従来のギミックレスラーとしての一面だけではなく、実力者、テクニシャン高千穂明久としての側面を見せないと対応出来ないでしょう。

浜田も同じく「ジャイアント・シリーズ」以来2シリーズぶりの参戦。今回も主にタイガーマスクのパートナーを務めることになりますが、新日本プロレス、UWAで宿命のライバル関係にあるペーロ・アグアヨ、日本では対戦していないもののUWAで対戦しているロス・ブラソスが相手であり、手の内は知り尽くしています。

これまで全日本プロレスに上がって対戦したラ・フィエラ、ジェリー・エストラーダなどEMLLのルチャドール達とは違い、よりスイングした試合をしてくれることでしょう。また新日本プロレス時代、共通の敵である初代タイガーマスク打倒の為に共闘した小林邦昭を初めとしたジャパンのジュニア戦士達との対戦があるか!?こちらも注目です。

長州は全日本プロレス勢と対戦するに当たり、「鶴田、天龍達とイデオロギーの闘いをしたい」と語っていたのに対し、アニマル浜口に代わってジャパン軍の副将となった谷津嘉章は「全日本プロレスはワルツ」とこき下ろして挑発しました。

また、キラー・カーンは維新軍の時から試合のテンポ、リズムが異なっており、タイプとしては全日本プロレス向きと言えました。リングでは相対することになりますが、同じ新潟県出身でアメリカで名前を上げた故郷の大先輩、馬場を尊敬しており、対全日本プロレス本隊との対戦もそうですが、大物外国人選手との絡みも大きなポイントでした。

全日本プロレスと新日本プロレスの形を変えた対抗戦、馬場と猪木の代理戦争、どちらの遺伝子が強いか!?

75年1月3日から続いていた(昼連戦2年目の76年は2日に鶴田vsミル・マスカラス、3日にはザ・デストロイヤーvsマスカラスのPWF認定USヘビー級選手権試合が行われ、バトルロイヤルはなし)新春恒例ヘビー級バトルロイヤルもなし。例年の牧歌的な「明るく楽しい」馬場的世界観に満ち溢れた後楽園ホール昼連戦のカラーはもはやなし。

かつての東京スポーツ紙に掲載された全日本プロレス後楽園ホール新春2連戦の広告のキャッチコピーは「初詣のお帰りに、みんな揃ってプロレス観戦」でした。日本プロレス時代は3が日の昼間から後楽園ホールで連戦のプロレス興行を毎年開催する習慣はありませんでした。

68年1月3日に国際プロレスが「TBSプロレス」としてリスタートを切り、日大講堂でルー・テーズvsグレート草津のTWWA世界ヘビー級選手権試合をメインに興行を開催した時に、同日の昼間、通常だと大相撲初場所の準備で他には貸さない蔵前国技館を割増料金を払って借りて馬場vsクラッシャー・リソワスキーのインターナショナル選手権試合をメインに興行をぶつけて来た「隅田川決戦」とその翌年の1月3日、同じ蔵前国技館で日本プロレスが馬場&猪木組vsウィルバー・スナイダー&ダニー・ホッジ組のインターナショナル・タッグ選手権試合を昼興行で行っただけです。

「正月3が日は家にいてプロレスはテレビで見るもの」、「プロレスは夜興行」という原則を破ったのは馬場でした。平成に入り団体が増え、以来元日から年越しプロレスまで聖地後楽園ホールではオフなくプロレス興行が行われ、日曜日、祝日は昼夜2回廻しは当たり前になりました。近年は土曜日の昼興行も珍しくありません。

長州達ジャパン軍団は全日本プロレスにとってまさに黒船来襲、私は後楽園3連戦全て生観戦しました。

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