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2020年01月29日22:38

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週プロ流智美あの日あの時予想2019年総括(20)

第86戦 5月22日発売号●【予想】第4回MSGシリーズ公式戦、藤波、ジュニア時代最後の猪木とのシングル戦。(81年新日本プロレス福岡スポーツセンター)【正解】ストロング小林vsSDジョーンズ。(78年ニューヨークMSG)【参考】2013年5月22日発売号はケリー・フォン・エリックvs鶴田NWA世界ヘビー級選手権試合。(84年全日本プロレス田園コロシアム)

【解説】78年1月23日、ニューヨークMSGにてカルロス・ホセ・エストラーダをドラゴン・スープレックスホールドで破りWWWFジュニア・ヘビー級王座を獲得した藤波は3月の「ビッグ・ファイト・シリーズ」に凱旋帰国。ドラゴンブームを巻き起こしました。

次の「第1回MSGシリーズ」決勝リーグ戦では5月20日、秋田県立体育館猪木との初師弟対決が実現、11分43秒、猪木が「首を痛めて出来なくなっていた」ジャーマン・スープレックスホールドで勝利。猪木がジャーマンを出したということでファンは喜びました。

2回目の猪木vs藤波戦は79年「第2回MSGシリーズ」決勝リーグ戦、6月1日、高松市民文化センターでのテレビ生中継で行われる予定でしたが、前々日の5月30日、大阪府立体育会館でのカネックとのWWFジュニア・ヘビー級選手権試合で藤波は足を負傷。引きずる足でリングコスチューム姿でリングに現れ、対戦を直訴した藤波に猪木は「愛の鞭?」アリキックを一閃、ダウンする藤波に「無理だよ!今日は」と藤波に試合を諦めるよう促しました。

試合は猪木の不戦勝となり、猪木は代わりにアンドレ・ザ・ジャイアントとのスペシャルマッチを行い、13分44秒、ノーコンテストとなっています。

前年流れた猪木vs藤波戦は1年後の80年「第3回MSGシリーズ」決勝リーグ戦、5月30日、同じ高松市民文化センターでのテレビ生中継で2年ぶりに実現し、11分45秒、猪木がロープ越しのバックドロップからの体固めでフォール勝ちしました。

そして迎えた81年「第4回MSGシリーズ」での3度目公式戦での一騎討ちは5月22日、福岡スポーツセンター大会。この日は金曜日でしたが残念ながらプロ野球中継の為ワールドプロレスリングは放送が休み。

試合開始早々、藤波が場外の猪木めがけドラゴンロケットを放ちましたがタイガー・ジェット・シンが乱入、猪木に攻撃を加え、藤波のドラゴンロケットを自爆させて藤波にもダメージを与えました。

シンは深入りはせずこの後の試合の妨害はしませんでしたが、ダメージが深いのは明らかに藤波の方。これで藤波は調子が狂ったか11分11秒、猪木がブレーンバスターからの体固めで藤波をからフォール勝ちを奪っています。

この年の11月5日、蔵前国技館で藤波はヘビー級への転向を表明、翌82年からはヘビー級戦士として猪木と対戦することになる訳で、貴重なジュニア・ヘビー級時代最後の猪木との師弟対決でした。

予想の部分でも触れましたが、78年という年は藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座獲得から始まり、新日本プロレスとWWWFの関係がより強固になった年でした。

2月にはブルーノ・サンマルチノが王者だった時代には実現しなかったWWWFヘビー級王者、スーパースター・ビリー・グラハムが新日本プロレスのリングに初登場。2月8日、日本武道館で坂口がグラハムの王座に挑戦。19分33秒、リングアウト勝ちでグラハムが防衛に成功。

しかし、グラハムは帰国後すぐの2月20日、MSGでボブ・バックランドに敗れて王座から転落。この日はジュニア・ヘビー級王者の藤波も参戦し、テッド・アダムスを16分3秒、ジャーマン・スープレックスホールドで破り2度目の防衛。

藤波凱旋シリーズとなったビッグ・ファイト・シリーズでは坂口がシリーズを休んでWWWFで短期のサーキットを行いました。3月20日、MSGでは藤波はジプシー・ロドリゲスを破りジュニア・ヘビー級王座を防衛。坂口は柔道ジャケットマッチでウィリエム・ルスカに反則勝ち。(詳しくは本連載11をご覧下さい)

4月4日、ペンシルバニア州フィラデルフィア・スポーツアリーナでは猪木、坂口、ストロング小林の3選手が異種格闘技戦を行っており、猪木はランバージャック・ジョニー・リーに3ラウンド1分19秒、バックドロップでKO勝ち。坂口はザ・モンスターマンに4ラウンド35秒、ラウンドハウスキックを後頭部にくらいKO負け。

S小林はバッファロー・アレン(バッドニュース)と柔道ジャケットマッチ(60分1本勝負)を行い、12分58秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを収めました。この大会は5月3日に水曜スペシャルで90分枠で放送されました。

4月21日、蔵前国技館で第1回MSGシリーズが開幕、アンドレ、バグジー・マグロー、ニコリ・ボルコフ、チーフ・ジェイ・ストロンボー、バロン・シクルナ、トニー・ガレア等WWWFの主力が来日。新WWWFヘビー級王者のバックランドも終盤に来日が決定。

坂口はMSGシリーズ参加の為に日本ヘ戻りましたが、入れ替わりでS小林が新日本プロレスからWWWFへ遠征してきました。

S小林は74年3月の猪木戦の後、再戦に向けて「打倒猪木」を目指しWWWFでフレッド・ブラッシーをマネージャーに連れ田吾作タイツでヒールとして活躍していましたが、今回も全く同じスタイルで登場。

この日5月22日のMSG定期戦では82年に新日本プロレスに来ることになるSDジョーンズとのシングルマッチ。8分55秒、体固めで勝利しています。 

この一戦が重要な試合かどうかは別として選手交流が頻繁に行なわれ始めた時期だったいうのが流さんの伝えたかった部分でありそこは妥当と言えます。

※対戦成績は86戦17勝69敗。
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