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2019年12月25日23:11

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猪木とビンス(628)最終章

85年「IWGPタッグ・リーグ戦」第23戦は12月10日、愛知県体育館(テレビ収録、観衆10,250人満員発表)大会。

この日はリーグ戦優勝決定戦の後に放送されるとあってテレビ放送用のスペシャルマッチが組まれました。(60分1本勝負)メインイベントは猪木とディック・マードックのシングルマッチ、18分33秒に猪木が延髄斬りからの体固めでフォール勝ち。

セミファイナルはシングル初対決となる藤波vsブルーザー・ブロディの一戦。どうしても連想されてしまうのが、この年の3月9日、全日本プロレスの両国国技館で行われた長州力&谷津嘉章組とブロディ&キラー・ブルックス組の試合です。

身体の小さなプロレスラーをバカにする傾向があるブロディは鳴り物入りで全日本プロレスに移って来た長州に付き合おうとせず、一方的に攻撃し、試合は7分56秒、長州がブルックスをリキラリアットからの体固めで降したものの、「長州、何もさせて貰えず」の印象を強くしました。

ブロディは新日本プロレスに移籍してから「ニュージャパンのレスラーは小さいヤツばかり」と語っており、ブロディが小柄な藤波を見下したような試合をするのでは?と危惧されました。

試合は僅か5分40秒、場外乱闘から藤波がフェンス越しにブロディを投げたとしてフェンスアウトによる藤波の反則負けに終わり、それ以前に試合が終わってしまった感じでした。

セミ前は木村健吾とジミー・スヌーカがこのシリーズ2度目のシングルマッチで対戦し、15分9秒、両者フェンスアウトの引き分けに終わっています。

坂口&ケンドー・ナガサキ&ミスター・ポーゴ組とマスクド・スーパースター&ハックソー・ヒギンズ&ザ・バーバリアン組の6人タッグマッチは11分51秒、ナガサキとMスーパースターが両者リングアウトの引き分け。

公式戦は4点のカネック&ドスカラス組vs0点パット&マイクのケリー・ツインズ。最下位争いとなるかも知れない一戦は11分48秒、カネックがマイクを体固めで降し初のピン勝ち5点を獲得し、カネック&ドスカラス組は9点で公式戦を終了。ナガサキ&ポーゴ組が7点であり、カネック&ドスカラス組は6位、ナガサキ&ポーゴ組が7位、ケリー・ツインズは開幕前の予想通り白星配給係となり全敗の0点で全日程を終了最下位の8位となりました。

星野勘太郎&小杉俊二組と越中詩郎&後藤達俊組のタッグマッチは14分25秒、タッグマッチながら後藤達がキャリアで2年先輩にあたり、この年のヤングライオン杯覇者の小杉から片エビ固めでフォールを奪い、越中&後藤達組の勝利。地元(後藤達は愛知県常滑市出身)に錦を飾っています。

越中&後藤達組は後に反選手会同盟、平成維震軍として長くチームを組むようになると考えるとこの時の勝ちは興味深いものがあります。

第24戦、12月11日、福生市民体育館(観衆2,320人満員発表)。

メインイベントは猪木&藤波&星野組vsスヌーカ&カネック&ドスカラス組。外国人側は飛べるヘビー級戦士が揃いました。13分1秒、藤波がドスカラスを体固め。

セミファイナルで行われた坂口とブロディのシングルマッチはブロディが坂口の左膝を場外フェンスに固定しておいてから攻撃し、鉄柵に足を挟まれた坂口はリングに戻ることが出来ず、4分14秒、ブロディがリングアウト勝ちしていますが、坂口はブロディの場外での攻撃で左膝を負傷してしまいました。

セミ前には組まれた最終公式戦、19点のマードック&Mスーパースター組vs15点のヒギンズ&バーバリアン組の注目の一戦。マードック&Mスーパースター組は決勝に出る為には引き分け以上の得点を上げなければなりません。

今リーグ戦、藤波&木村健組からフロックの反則勝ちを拾っているヒギンズ&バーバリアン組が最後にマードック&Mスーパースター組を止めました。8分29秒、ヒギンズがMスーパースターからフェンスアウトの反則勝ちを収め、ヒギンズ&バーバリアン組が勝って19点となり、マードック&Mスーパースターと同点4位という結果になりました。マードック&Mスーパースター組は終盤、ブロディ&スヌーカ組、ヒギンズ&バーバリアン組に連敗し、最後に来て脱落しました。

この結果、翌12月12日、仙台・宮城県スポーツセンターでの優勝決定戦はまず得点23点で同点2位の猪木&藤波組と藤波&木村健組が決勝進出者決定戦で対戦し、その勝者チームが得点29点で1位のブロディ&スヌーカ組と優勝決定戦を行うことに決定しました。

どう考えてもブロディ&スヌーカ組が有利です。 

その他公式戦外の試合は木村健&越中組とパット&マイクのケリー・ツインズの試合は11分16秒、越中考えてもマイクを片エビ固めに決めて木村健&越中組の勝利。ケリー・ツインズは公式戦全敗で気が抜けたか?リーグ戦にエントリーしていない越中にフォールを許しました。木村健&越中組は後の「元祖」反選手会同盟→平成維震軍です。

ナガサキ&ポーゴ組vs力抜山&金秀洪組は10分15秒、ナガサキが金を体固めで破りナガサキ&ポーゴ組が勝利を飾っています。
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