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2019年12月15日20:37

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猪木とビンス(618)最終章

新日本プロレスとWWFの業務提携解消に伴い、80年から開催されてきた「MSGタッグ・リーグ戦」は名称が使えなくなり、85年の年末は「IWGPタッグ・リーグ戦」を開催。

参加チームは猪木&坂口組、藤波&木村健吾組、ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組、ディック・マードック&マスクド・スーパースター組、ハックソー・ヒギンズ&ザ・バーバリアン(ジョン・ノード、先シリーズに来たコンガ・ザ・バーバリアンとは別人)組、ケンドー・ナガサキ&ミスター・ポーゴ組、カネック&ドスカラス組、パット&マイクのケリー・ツインズの8チーム。

当初新日本プロレスから発表されていたのはアンドレ・ザ・ジャイアント&Mスーパースター組、マードック&アドリアン・アドニス組、キングコング・バンディ&ヒギンズ組でしたが、WWFの契約選手であったアンドレ、アドニス、バンディはビンス・マクマホンの謀略により来日がキャンセルとなりました。パートナーが来なくなったマードックとMスーパースターがチームを結成、ヒギンズは初来日となるバーバリアンとタッグを組んで参加することになりました。

ブロディは先シリーズとなる「バーニングスピリット・イン・オータム」から2シリーズ連続参戦。スヌーカは7〜8月の「バーニングスピリット・イン・サマー」終盤戦に特別参加して以来3か月ぶりの来日。

ブロディ&スヌーカ組と言えば、言うまでもなくこれより4年前の81年全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」優勝チーム。81年12月13日、蔵前国技館での最終公式戦で新日本プロレスのリングに3日前まで上がっていたスタン・ハンセンがブロディ&スヌーカ組のセコンドに現れ、試合に介入しましたが、最終公式戦でドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスを破り【○ブロディ(21分41秒体固め)●ドリー】初参戦、初優勝を飾ったチームとして知られています。メジャー2団体の看板タッグ・リーグ戦制覇なるか?

マードックは5〜6月の「IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ」以来5か月ぶりの来日、タッグ・リーグ戦は新日本プロレス移籍後、81年の第2回MSGタッグ・リーグ戦にスタン・ハンセンと組んで初エントリー82年の第3回はマスクド・スーパースター、第4、5回は今回組む予定だったアドリアン・アドニスと組んで2年連続準優勝になっています。

Mスーパースターは8〜9月の「チャレンジ・スピリット85」にスーパー・マシンとして来日して以来、2か月ぶりの来日。タッグ・リーグ戦は第3回にマードックと組んで以来3年ぶりエントリーとなりました。

ヒギンズもMスーパースター同様、チャレンジ・スピリット85以来2か月ぶりの来日、3月から数えてこの年3回目の来日となりますが、初来日の時の勢いがなくなってきていたのも事実。巻き返しを図りたいところです。

初来日のバーバリアンは前84年にAWAでデビューしたばかりの新人、85年にオクラホマ、ルイジアナ地区を拠点とするビル・ワット主宰のMSWA(後の米国版UWF)とこの年新日本プロレスが外国人ブッキングの提携を開始し、そのルートでの来日となりました。

後に90年代に入ってからWWFでザ・バーザーカー、全日本プロレスではビッグ・ジョン・ノードのリングネームで活躍することになります。

カネックもマードック同様、5〜6月の「IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ」以来5か月ぶりの来日、前回は挑戦者決定トーナメントにもエントリーされず、同じく83年の第1回大会に中南米代表としてエントリーしたエンリケ・ベラと専ら前座戦線でお茶を濁していた感が強く、今回は新日本プロレス初参戦となるドスカラスとのタッグで本領発揮といきたいところ。

注目の新日本プロレス初参戦のドスカラスは83年11〜12月の全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」に実兄のミル・マスカラスと組んで参戦して以来2年ぶりの来日。

84年はマスカラス兄弟は1回も来日がなく、85年はマスカラスが全日本プロレスの「ワールド・チャンピオン・カーニバル」に1度だけ来日したのみ。選手飽和状態の全日本プロレスから声がかからず、メキシコでもUWAを主戦場にしていたことを考えると新日本プロレス行きもやむを得ないかと思われます。
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