85年「バーニングスピリット・イン・オータム」10月25日は大阪・高石市臨海スポーツセンター(テレビ生中継、観衆2,190人発表)大会。
メインイベントでは猪木が木村健吾とタッグを結成しブルーザー・ブロディ&レイ・キャンディ組と対戦。ただでさえ、選手層が薄くなっている上、藤波が欠場しているという状況下で残された選手達は奮闘。
木村健のミッションは大きく、ブロディの猛攻に耐えながらも猪木に繋ぎ、11分1秒、猪木がキャンディを延髄斬りから体固めで猪木&木村健組が勝利。
若手の中では頭一つ抜きん出た感のある武藤敬司がテレビマッチのセミファイナルに起用され、ザ・コブラとタッグを組み、越中詩郎&小杉俊二組と対戦。19分4秒、コブラが小杉からグラウンド・コブラツイストで3カウントを奪い、コブラ&武藤組が快勝しています。
怪物ジャイアント・グスタブはこの日もブラック・キャット&橋本真也組と1対2ハンディキャップマッチを行い、2分18秒、ジャイアント・クロー(ブレーンクロー)でキャットをギブアップさせました。90年代にWCW、WWFで活躍したエル・ヒガンテ(ジャイアント・ゴンザレス)がフィニッシュにブレーンクローを多用していましたが、グスタブ同様、あまり説得力はありませんでした。
今シリーズ終盤で猪木とグスタブのシングルマッチが予定されていましたが、グスタブ側がこれを拒否。猪木には「何をされるかわからない」という身の危険を感じたのでしょう。
坂口&星野勘太郎組vsバッドニュース・アレン&リック・オリバー組は8分、坂口がオリバーを逆エビ固めでギブアップさせ貫禄勝ち。ランボー・サクラダはカール・スタイナーを5分6秒、片エビ固めで破りました。
シリーズ最終戦の10月31日、東京体育館でコブラのWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦が決定したドン荒川はフィッシュマンと9分2秒、両者リングアウトの引き分け。
開幕戦の札幌で肩を負傷(亜脱臼)し、散々な凱旋マッチとなった後藤達俊が復帰、佐野直喜と組んで力抜山&橋本真也(橋本はこの日2試合出場)組と対戦、17分29秒、力抜山が佐野を体固めに決めて力抜山&橋本組が勝ち、後藤達は復帰戦を白星で飾れず。
コンガ・ザ・バーバリアンの名前がありませんが、おそらくグスタブと入れ替えで途中帰国したものと思われます。
10月29日は四日市市体育館(観衆3,850人発表)大会。メインイベントは猪木&坂口&コブラ組の豪華トリオがブロディ&キャンディ&オリバー組と激突。11分51秒、猪木がキャンディを体固めで破り、猪木&坂口&コブラ組が完勝しました。
セミファイナルは木村健が仕事人アレンとのシングルマッチ。藤波の欠場でタッグパートナーである木村健の真価が問われたシングル戦ですが、11分1秒、木村健が藤波を彷彿とさせる逆さ押さえ込みでアレンから貴重な3カウントを奪ってのフォール勝ちを収めました。
サクラダはKスタイナーを4分49秒、体固めで降し、越中&武藤組vsフィッシュマン&キャット組は15分45秒、越中がキャットを前方回転エビ固めで破りました。
グスタブは星野&後藤達組との1対2ハンディキャップマッチ。5分55秒、マネージャーのブッチャー・バションの介入によりグスタブの反則負けとなっています。
これは猪木とのシングルマッチを拒否したグスタブに新日本プロレスの中堅、若手どころが激怒し、デクの棒のグスタブを舐めてかかり、この試合だけではなく、連日組まれたグスタブとのハンディキャップ戦でグスタブに対し見えないところで「ヤキを入れていた」とのことです。
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