85年「バーニングスピリット・イン・オータム」10月11日は宮城・古川市総合体育館(テレビ生中継、観衆2,410人発表)大会。藤波が右膝半月板損傷の手術を受けた為、開幕戦の10月4日、札幌大会以降は欠場。台湾遠征でも試合が組まれなかった日がありましたから、おそらくその頃から不調はあったと思われます。
メインイベントは猪木&坂口&木村健吾組vsブルーザー・ブロディ&バッドニュース・アレン&リック・オリバー組。木村健がつかまる場面も見られましたが10分36秒、逆さ押さえ込みで木村健がオリバーから逆転フォール勝ち。
セミファイナルに組まれたランボー・サクラダとコンガ・ザ・バーバリアンのシングルマッチは6分4秒、サクラダの反則勝ち。
越中詩郎が新日本プロレス参戦後、2シリーズ目にしてようやく「ワールドプロレスリング」に登場。若手の武藤敬司と組んでザ・コブラ&星野勘太郎組と対戦。14分30秒、コブラが武藤を片エビ固めに決めてコブラ&星野組が勝っていますが、ヒロ斉藤の新日本プロレス離脱に伴い「空き家」となったコブラのライバルに名乗りを上げました。
レイ・キャンディはブラック・キャットを8分54秒、片エビ固めで破り、力抜山はカール・スタイナーを10分34秒、回転エビ固めでフォール。フィッシュマンは山田恵一を10分53秒、エビ固めで降して実力差を見せつけました。
今シリーズ初の東京大会は10月18日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆2,290人満員発表)大会。メインイベントは猪木とKバーバリアンのシングルマッチ。9分38秒、延髄斬りがクリーンヒットし体固めで猪木が鮮やかな勝利。
コブラvs越中のノンタイトルでのシングルマッチがセミファイナルに組まれ、15分22秒、両者KOの引き分け。越中はようやく新日本プロレスの試合のスピードに慣れてきたか、WWFジュニア・ヘビー級王者、コブラを相手に互角の試合を見せています。
セミ前に行われたサクラダvsブロディのシングル戦はブロディが圧倒的強さを見せつけて6分50秒、キングコング・ニードロップからの体固めで完勝。この日共に勝利した猪木とブロディはシリーズ最終戦、10月31日、東京体育館で「運命の対決」第六章でまたも相まみえることになり、両者共に仕上がりは好調でした。
坂口&木村健組vsアレン&キャンディ組は8分16秒、逆片エビ固めで坂口がキャンディからギブアップ勝ち。山田&武藤組はオリバー&Kスタイナー組と対戦しましたが14分38秒、オリバーが武藤を体固めで外国人側の勝利に終わりました。
この日から206cm、225kgの怪物ジャイアント・グスタブが参戦、マネージャーのブッチャー・バションに先導されロープを首からかけて入場。星野勘太郎&小杉俊二組と1対2ハンディキャップマッチを行い、2分34秒、グスタブが小杉をボディプレスからの体固めで圧殺しました。
この翌日の10月19日には日本テレビの「全日本プロレス中継」が6年半ぶりにゴールデンタイム復帰(毎週土曜日午後7時より60分枠)。復帰記念として同じ後楽園ホール大会が行われ、ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスvsアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズ、鶴田vsリック・フレアー、長州vsリック・マーテル、天龍&タイガーマスク組vsミル・マスカラス&チャボ・ゲレロ組という豪華ラインナップが組まれました。
新日本プロレスとの興行戦争、視聴率戦争になりましたが、観客動員は全日本プロレスが3,400人(超満員発表)で勝ちましたが視聴率は18日のテレビ朝日、ワールドプロレスリングが13.3%、19日の日本テレビ「全日本プロレス中継」は11.6%(ビデオリサーチ社調べ)と全日本プロレスが日本テレビ側の目標値である15%を下回りました。
僅差で勝ったとは言え、初代タイガーマスクが活躍していた82〜83年前半と比べると10%前後の大きな落ち込みであり、厳しい数字だったと言えます。
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