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2019年12月10日23:27

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猪木とビンス(613)最終章

85年10月4日、「バーニングスピリット・イン・オータム」開幕戦の札幌中島体育センター大会は午後7時30分から90分枠拡大版の生中継。

メインイベントに組まれたのは猪木vsブルーザー・ブロディ「運命の対決」第五章。ブロディはシリーズ前にルー・テーズの指導を受けており、いきなりゴングと同時に四つん這いになるパーテレポジション。「バックを取ってみろ」と猪木を挑発。

前半はグラウンドの動きも見られましたが徐々に通常のブロディが独特の間合いで勝負する展開に、最後は場外乱闘となり、21分41秒、両者リングアウトの引き分け。対戦成績は猪木の2反則負け、3両リンとなりました。

セミファイナルでは藤波&木村健吾組のWWFインターナショナル・タッグ王座にケビン・フォン・エリック&ケリー・フォン・エリック組のエリック兄弟が挑戦しています。

試合は初対決同士とあってか両チームとも手の内を見る動きに終始し、8分59秒に木村健とケビンが両者リングアウトの引き分けで藤波&木村健組が4度目の防衛に成功しています。内容は不完全燃焼と言えました。

ザ・コブラのWWFジュニア・ヘビー級王座には怪魚仮面フィッシュマンが挑戦。トペを敢行して試合をリードしましたがコブラがじわじわと盛り返し、16分51秒、タイガー・スープレックスホールドでフォール勝ち。2度目の王座防衛に成功しました。

公式発表の決まり手は「オースイ・スープレックスホールド」でした。オーストラリア出身の伝説的タッグチーム、ザ・ファビュラス・カンガルーズのリーダー、アけル・コステロの得意技ですが、決まった形は一緒ですがオースイは投げ技ではなく丸め込みです。日本では全日本プロレスのマイティ井上がNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座防衛戦でフィニッシュに使ったことはあります。

おそらく初代タイガーマスクに去られている新日本プロレスが「タイガー」のネーミングを使用するのをよしとしなかったかと思いますが、明らかにタイガー・スープレックスでした。

後年90年代中盤に全日本女子プロレスの下田美馬もタイガー式を多用していましたが、下田も決まり手はオースイ・スープレックスホールドでした。

後藤達俊凱旋試合はランボー・サクラダ(ケンドー・ナガサキ、桜田一男)とフロリダで組んでいた「ザ・ライジング・サンズ」で登場、コンガ・ザ・バーバリアン&リック・オリバー組と対戦。試合開始早々、Kバーバリアンが後藤達をリフトアップスラムで担ぎ上げて場外へ叩き落としましたが、その際後藤達は受け身を取り損ね、肩から落ちて鎖骨を亜脱臼するアクシデントが起き、戦闘不能に。

試合は7分15秒、サクラダがオリバーをトラースキックからの体固めでフォールしていますが後藤達にとっては散々な凱旋マッチになってしまいました。

坂口&星野勘太郎組vsバッドニュース・アレン&レイ・キャンディ組は6分39秒、アレンが星野を体固め。越中詩郎は力抜山と組んでレイ・キャンディ&カール・スタイナー組と対戦、9分25秒、力抜山がスタイナーを片エビ固めに決めて越中&力抜山組が勝利を飾りました。


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