85年秋の陣「バーニングスピリット・イン・オータム」は10月4日、新日本プロレスとしては旗揚げ以来13年で初の北海道での開幕戦、札幌中島体育センター(テレビ生中継、観衆5,250人満員発表)から熱戦の火蓋を切って落としました。
ブルーザー・ブロディ、コンガ・ザ・バーバリアン、バッドニュース・アレン、レイ・キャンディ、リック・オリバー、フィッシュマン、カール・スタイナーがシリーズ全戦参加。
開幕戦の札幌のみ、ケビン・フォン・エリック&ケリー・フォン・エリックのエリック兄弟が特別参加、シリーズ終盤戦には初来日の怪物レスラー、ジャイアント・グスタブが特別参加、さらにグスタブのマネージャーとしてブッチャー・バションが来日しています。
日本陣営の補強策として全日本プロレスに参戦していたケンドー・ナガサキこと桜田一男がランボー・サクラダのリングネームで助っ人参戦、WWFジュニア・ヘビー気王者のザ・コブラが2シリーズぶりに参戦、また、この年のヤングライオン杯で優勝を争った小杉俊二、山田恵一と同点首位となったものの、足を負傷して棄権を余儀なくされた後藤達俊が短期のフロリダ地区遠征から凱旋帰国しています。
力抜山は連続参戦しましたが、アノアロ・アティサノエは先の台湾遠征終了後、新日本プロレスからフェードアウトしています。
ブロディは6〜8月の「バーニングスピリット・イン・サマー」以来2シリーズぶりの来日。これまで、猪木との「運命の対決」はハワイでの試合を含めてブロディの2反則勝ち、2両リンとスコアの上では勝ち越しているだけに、今回はフォール勝ちを狙いたいところです。来日前には9月19日、東京体育館に特別レフェリーとして来日したルー・テーズからレスリングの指導を受けている写真が日本でも公開されました。
レスラーとしては初来日となるKバーバリアンはプリンス・トンガ(キング・ハク)と同じ大相撲朝日山部屋に所属していた元トンガ力士の椰子ノ島。ナチュラルパワーは凄いだけに注目選手として待望の新日本プロレス参戦となりました。
アレンはブロディ同様、6〜8月の「バーニングスピリット・イン・サマー」以来2か月ぶりの来日、キャンディは84年3〜4月の「ビッグ・ファイト・シリーズ第2弾」にムハマド・カリムのリングネームでエリージャー・アキム(クレイジー・レロイ・ブラウン)とのザンビア・エキスプレスとして来日して以来1年半ぶり2度目の新日本プロレス参戦。それ以前は全日本プロレス、国際プロレスに来日。全日本プロレスでは初来日時の79年10月12日、旭川市体育館でアブドーラ・ザ・ブッチャーと組んで馬場&鶴田組からインターナショナル・タッグ王座を奪取しています。
オリバーは前84年6〜8月の「サマー・ファイト・シリーズ」以来1年2か月ぶりの来日、マスクマンのゲシュタポとして80年6月25日にはアレンと組んで坂口&長州力組の北米タッグ王座に挑戦し敗退しています。
怪魚仮面フィッシュマンは81年3月の「WWFビッグ・ファイト・シリーズ第1弾」に初来日。新設されたWWFライト・ヘビー級王座決定リーグ戦に参加。83年6月12日にはメキシコシティ・エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノスでタイガーマスクとWWFジュニア・ヘビー級王座決定戦で対戦し敗れていますが、翌84年8月には新日本プロレスを退職した新間寿が懇意にしていたUWAと全日本プロレスをドッキングさせた為、全日本プロレスに初来日。同じくUWAルートで全日本プロレスに来たベビー・フェイスとタッグを組んで「世界最強ジュニア・タッグリーグ戦」に参加しています。
全日本プロレスとUWAの業務提携もいつの間にか自然消滅し、フィッシュマンは新日本プロレスに出戻り参戦となりました。
カール・スタイナーはドイツ人ギミックのヒールでしたが、その前歴はマスクマンのザ・UFOとして76年7月、79年4月に国際プロレス、84年9月にUWFに来日したボブ・ダラセーラの変身でした。
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