mixiユーザー(id:21258650)

2019年05月24日21:43

301 view

ジャンボ鶴田怪物伝説(531)

84年世界最強タッグ決定リーグ戦、最終戦から一夜明けた12月13日にはジャパンプロレスが後楽園ホールで旗揚げ記念自主興行第2弾として「創立1周年記念興行」を開催しています。(観衆3,000人超満員発表)

創立1周年というのはジャパンプロレスの前社名である新日本プロレス興行が前83年12月、大塚直樹社長が新日本プロレスを退職して独立してから1年ということです。

新日本プロレス興行は猪木が72年に新日本プロレスを設立した時(76年のモハメド・アリ戦で巨額の負債を背負い、NET(テレビ朝日)の管理下に置かれた時という説もある)登記だけしてあった休眠会社で、大塚は猪木から名義だけを譲り受けたことになりますが僅か1年後には新日本プロレスのライバル団体である全日本プロレスと業務提携を結ぶとは予想だに出来ませんでした。

ジャパンプロレスの旗揚げ興行は12月4日の高松市民文化センターでのチャリティーイベントであり、この大会が事実上の東京での旗揚げ戦ということで最強タッグ最終戦の翌日ながら超満員の観客が後楽園を埋め尽くしました。私も前日の横浜文化体育館と連続観戦しました。

全日本プロレスからはダイナマイト・キッド、デービーボーイ・スミス、ピラタ・モルガン、エル・エヒプシオの外国人選手が残留して参加した他、マイティ井上、渕正伸に若手の川田利明が出場しました。

メインイベントは長州とスミスのシングルマッチ。(60分1本勝負)スミスもヘビー級戦士としては実力がメキメキと上昇していましたが、団体のエースが負ける訳にもいかず、スミスのダイビング・ヘッドバットを自爆させた長州がロープに飛んでのカウンターのリキ・ラリアット1発。そのまま押さえ込んで7分39秒、体固めで長州のフォール勝ち。

セミファイナルではアニマル浜口&谷津嘉章組が全日本プロレスのM井上&渕組と対戦。注目は浜口とM井上が81年8月に国際プロレスが崩壊し、新日本プロレスと全日本プロレスに袂を分かってから久しぶりに同じリングに立つことでした。

浜口とM井上は年齢は浜口が2歳上ですが国際プロレスではM井上が逆に2年先輩。同じナニワ・ボディビルジムに通ってからのプロレス入りでした。77年11月6日、後楽園ホールでグレート小鹿&大熊元司組を破りアジア・タッグ王座を獲得。79年2月23日、新日本プロレスの千葉公園体育館で星野勘太郎&山本小鉄組を破りIWA世界タッグ王座を獲得。

ナニワ・ブラザーズ、和製ハイフライヤーズの異名を持ち、国際プロレスの後期を支えた名タッグチームでした。しかし、浜口は81年の4月に肝炎を発症し入院、シリーズを欠場、国際プロレス崩壊の知らせを欠場中に聞きました。2人が同じリングで試合をしたのは81年3月25日、陸前高田市民体育館大会(浜口はルーク・グラハムに勝ち、M井上はラッシャー木村&寺西勇と組んでレイ・キャンディ&エローデス&マイク・ボイエッティ組に勝利)以来でした。

浜口はR木村、寺西と国際軍団を結成して新日本へ。M井上は菅原伸義、冬木弘道を連れて全日本プロレスへ(米村天心は移籍会見の場にはいたが入団せず)。以来3年ぶりの再会となりました。

試合は渕が捕まり、浜口と谷津によるダブルのフライング・ネックブリーカードロップから浜口がバックドロップ。12分18秒、浜口が渕を体固めに決めて浜口&谷津組の勝利となっています。

セミ前は寺西vsキッドの一騎打ち。キッドが国際プロレスに初来日した第1戦の79年7月19日、北海道・木古内町公民館大会でシングルで対戦。20分時間切れ引き分けに終わっています。

新日本プロレスでは84年1月のWWFジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦で対戦しキッドが勝った他、タッグマッチでも何回か対戦、キッドの全日本プロレス移籍でジャパンプロレスのリングでも対戦。10分58秒、キッドかダイビング・ヘッドバットからの体固めでフォール勝ち。

両者は翌85年からは全日本プロレスのリングでも対戦するところとなり、ジャパンを独立した1つの団体と見做せば、国際、新日本、ジャパン、全日本の昭和4団体で対戦しているという稀有な組み合わせとなりました。

小林邦昭は保永昇男と組んでモルガン&エヒプシオ組と対戦。8分26秒、小林がモルガンをフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)でフォール。

永源遙vs栗栖正伸のベテラン対決は8分28秒、エビ固めで永源の勝ち。新倉史裕は新日本プロレス出戻りの仲野信市を10分5秒、ジャーマン・スープレックスホールドで撃破。

第1試合は全日本の川田が笹崎伸司と対戦、外国人選手とも対戦するようになった川田と8月に新日本でデビューしたばかりの笹崎とでは実力差は歴戦で8分12秒、逆エビ固めでギブアップさせています。

ジャンボ鶴田怪物伝説84年編は今回で終了させて頂きます。次回より「猪木とビンス」(最終章・85年編)をお送り致します。

選手大量離脱でメンバーが手薄になった新日本プロレスは「新日本プロレス元年」をスローガンに再スタート、一方、世界マット制圧を目論むビンスは世界最大級のイベント「レッスルマニア」を開催。不協和音の起きる両者はどうなるのか!?お楽しみに。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年05月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031