史上空前の超豪華メンバーを集めた84年世界最強タッグ決定リーグ戦、最終戦は12月12日、横浜文化体育館大会(テレビ収録、観衆6,100人超満員発表)。
前身である77年の世界オープン・タッグ選手権以来7年連続して使用されてきた蔵前国技館(78年の第1回大会は最終戦に札幌中島スポーツセンターを使用)の閉館に伴い、この年は横浜文化体育館が決勝の舞台となりました。翌年から日本武道館が最終戦の会場として使用されますが、この段階ではまだ「慎重居士」の馬場が二の足を踏んだかと思われます。
私はこの興行は観に行きましたが、立錐の余地もないほど観客で膨れ上がった横浜文体は初めて見ました。
優勝をかけた2大公式戦。先ずセミファイナルではドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスvsハーリー・レイス&ニック・ボックウィンクル組の対戦。4人共に元世界王者という夢の顔合わせ。
ファンクスとニックは78年と80年の最強タッグで対戦していますが、ニックのパートナーがブラックジャック・ランザ、ジム・ブランゼルとやや弱体だった為、いずれもドリーがパートナーをフォールしてファンクスが勝っています。
試合はあっという間に30分時間切れ引き分けとなり、共に1点を追加して失点4の10点でリーグ戦を終了。メインイベントの結果待ちとなりました。
メインは9点の鶴田&天龍組vs10点のスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ組の対戦。インターナショナル・タッグ王者チームvsPWF世界タッグ王者チームの頂上対決。前年の最終戦、最終公式戦と同じカードです。
しかしこの年は鶴龍コンビはインターナショナル・タッグ王者であり、無冠だった天龍はUNヘビー級と併せ二冠王者。チーム力としてはもう互角と言っていいでしょう。
試合は前半、天龍が超獣コンビに捕まる場面もありましたが、鶴龍コンビはブロディにダブル延髄斬り。フラついたブロディに鶴田は83年5月26日、天竜市立総合体育館でのブロディとのインターナショナル・ヘビー級選手権試合で見せた卍固め。リング中央、ガッチリ決まりました。
ハンセンが救出に入り、卍固めをかけている状態の鶴田にウェスタン・ラリアット。これはリング内にいた天龍が鶴田の上体を屈めさせて防御。ラリアットはそのまま天龍を直撃して天龍はダウン。鶴田の卍固めは崩れました。
ブロディは蘇生。超獣コンビはフィニッシュにかかります。ブロディが鶴田をドリルアホール・パイルドライバーに抱え上げて、ハンセンが鶴田の足を持ってのリング上でのハイジャック式パイルドライバー狙い。
しかし、これは反則。レフェリーのジョー樋口がハンセンを止めに入りましたが、勢い余ったハンセンはこれを突き飛ばしてしまいました。18分47秒、超獣コンビの反則負け。鶴田&天龍組に2点が追加され、鶴龍コンビは11点と最多得点となり初優勝。無敗の3時間切れ引き分けの失点3でした。超獣コンビは10点となり、ファンクス、レイス&ニック組と並んで2位となりました。
この日予定されていた馬場&ラッシャー木村組vsタイガー・ジェット・シン&マイク・ショー組の公式戦は両チーム途中棄権で両軍不戦敗となっています。
リーグ戦は2位が3チームあった為、5位が7点のダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組、6位が2点の馬場&R木村組、ワンマン・ギャング&鶴見五郎組、最下位8位が0点のシン&ショー組という成績となりました。
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