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2019年05月18日22:16

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ジャンボ鶴田怪物伝説(525)

84年世界最強タッグ決定リーグ戦、12月8日、愛知県体育館大会セミファイナル、馬場&ラッシャー木村組vs鶴田&天龍組の公式戦はR木村の裏切りによる仲間割れで8分20秒、馬場&R木村組の試合放棄という予想外の結末となりました。

馬場が「ミステリアス・パートナー」として発表していたR木村は初めて自分の意思で団体を移籍したとコメント。新日本プロレス時代ははぐれ国際軍団の首領としてヒールファイトをし、猪木との1対3変則タッグ等屈辱的なマッチメイクにも耐えて来たR木村がベビーターンし馬場とタッグを組むことを全日本プロレスのファンは温かく迎え入れ、国際プロレス時代からのファンは安堵したことと思われました。

しかし、馬場&R木村組はリーグ戦1勝4敗で途中棄権、R木村は新日本プロレス時代同様、再びヒールの道へ…。またファンから憎悪の対象となる道を選んだことになります。

R木村は「自分より他人」の人。考えられるのは自分と一緒にUWFを辞めて来た剛竜馬に働き場所を作ってあげたということでしょう。翌年からジャパンプロレスの来襲が決まっており、一気に大所帯に膨れ上がることが分かっている全日本プロレスには剛は通常に考えれば不要で馬場の方からは「剛も来い」とは先ず言わない筈。

しかし、自分がヒールとなり、新日本プロレスでやっていた国際軍団の焼き直しを全日本プロレスで再現すればユニットの一員としてのポジションを作れるし、タイガー・ジェット・シン不在時の鶴見五郎も活かせる。(後に書こうとは思いますが先のジャイアント・シリーズでメインカードから外され、中堅どころを相手に短時間での反則負け決着を繰り返していた上田馬之助は最強タッグにもタイガー・ジェット・シンのパートナーとしてエントリーされなかったことで、ジャパンプロレス勢来襲決定で居場所がなくなると判断し、選手大量離脱で手薄になった新日本プロレスへのUターンを画策していた。)

ですから、ここはR木村が馬場に頼み込んで、このような形のアングルを組んだかと推測出来る訳です。

名古屋大会のその他の試合はセミ前がタイガーマスクvsピラタ・モルガンのシングルマッチで7分22秒、タイガーマスクが8月26日、田園コロシアムでのラ・フィエラとのデビュー戦以来のタイガー・スープレックス'84で勝利。このあたりは特番生中継を意識したフィニッシュか?

ハーリー・レイス&ニック・ボックウィンクル組は石川敬士&マイティ井上組と対戦。7分42秒、レイスが石川をブレーンバスター(バーディカル・スープレックス)からの体固めでフォールしレイス&ニック組の貫禄勝ち。

テレビ生中継はこの試合からでタイガー・ジェット・シンがグレート小鹿に6分22秒、コブラクローで勝利。

ダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組vs渕正伸&マジック・ドラゴン組は11分11秒、キッドが渕をダイビング・ヘッドバットから体固め。

この日メインイベント終了後、ついに長州力、アニマル浜口、谷津嘉章、小林邦昭ら海外にいたマサ齋藤、キラー・カーン以外のジャパンプロレスのメンバーが全日本プロレスのリングに私服姿で足を踏み入れ、リングジャック。

セミファイナルの試合が終わって控室に戻っていた馬場がリングに上がり長州と馬場がリング上でついに対峙。生中継でしたが残念ながらジャパンプロレス勢と新日本プロレス、テレビ朝日の契約の問題から放送終了後の出来事となり、番組のエンディングでは思い切り「引き」のカメラで撮られていました。テレビ観戦のファンはこの場面は見ることができませんでした。
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