84年ジャイアント・シリーズ最終戦は11月1日、後楽園ホール大会(観衆3,000人超満員発表)。
この日は選手、フロント大量離脱後の新日本プロレスが東京体育館で闘魂シリーズ最終戦のビッグマッチを開催、9,500人発表の観客を動員しています。(猪木vsストロング・マシン2号、藤波vsカウボーイ・ボブ・オートンのWWFインターナショナル・ヘビー級選手権試合、ザ・コブラvsブラック・タイガーのNWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合)会場の規模は違えど興行戦争となりました。
この日、ついにジャパンプロレスの長州力が全日本プロレスの会場に姿を現しました。茶色の革ジャンにジーンズ、サングラスをかけて試合の途中に関係者と共に会場入りし南側の前方の観客席に座って試合を観戦し始めました。
メインイベントは鶴田&天龍組がテリー・ゴディ&バディ・ロバーツ組のザ・ファビュラス・フリーバーズと対戦、試合前に客席にいた長州の姿を見つけた天龍は「長州、リングに上がって来い!」と挑発。リングコスチュームのジャンパーを長州めがけ投げつけています。
長州もこれに呼応し臨戦態勢のポーズを見せましたが、まだ契約に関する諸問題がクリアされていなかったか、リングには上がらず客席を後にしています。
試合は12分6秒、天龍がBロバーツをコーナーポスト最上段からの背面飛び式のダイビング・エルボードロップからの片エビ固めでフォールし鶴田&天龍組の勝利となりました。
外敵である長州に真っ先に反応したのは全日本プロレスのエース鶴田ではなく、天龍だった訳です。後に聞いた話ですが馬場は鶴田に「長州達は天龍に任せておいて、お前は世界を狙え」と言っていたとの事ですが、馬場の助言がなくても鶴田が長州迎撃に対し先陣を切って飛び込んで行くようなことはなかったかと思います。
セミファイナルはザ・グレート・カブキがマイケル・ヘイズとシングルマッチで対戦し11分13秒に両者リングアウト。
馬場はセミ前に出場し石川敬士とのタッグで上田馬之助&リップ・タイラー組のペンサコーラチームと対戦、11分17秒、石川がタイラーをサソリ固めでギブアップさせました。
聖地後楽園ホール2度目の参戦となったタイガーマスクはグラン浜田と組んで鶴見五郎&ラ・フィエラ組との対戦、18分24秒、タイガーマスクがフィエラを鮮やかなジャーマン・スープレックスホールドでフォールしています。
狂犬バズ・ソイヤーはマジック・ドラゴンとのシングルマッチ。8分28秒、ロープの反動を利したカウンターのパワースラムからの片エビ固めで勝利。ソイヤーはこのシリーズ、トップどころとの対戦が少なかったのはありますが、ノーフォール負けで帰国しています。
エディ・サリバンは渕正伸とシングルマッチを行いましたが10分25秒、片エビ固めで敗れてしまいパートナーのタイラー同様、シングルマッチ全敗でシリーズを終えました。
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