事前営業活動が何も行われていなかった前代未聞の中での開催となった84年ジャイアント・シリーズ、10月22日、長崎国際体育館(テレビ収録、観衆1,800人発表)大会。
発表は1,800人でしたが、実際には当日券を求めてやって来た500〜600人程の入りだったと言います。
メインイベントは天龍のUNヘビー級王座にマイケル・ヘイズが挑戦。シングルマッチではこれと言った大技を持たないヘイズはパンチ、キック、顔面掻きむしり等のラフプレーで天龍を撹乱。
天龍の足に照準を定め、レッグブリーカーから足4の字固め狙い。冷静にヘイズの動きを見ていた天龍は足4の字にきたところを下から首固め。15分20秒、カウント3が入り、天龍が7度目のタイトル防衛に成功しています。ヘイズは日本ではこれが初のフォール負けでした。
セミファイナルは馬場&鶴田組の師弟コンビがハーリー・レイス&バズ・ソイヤー組と対戦。レイス&ソイヤー組は魅力のあるタッグチームで鶴田&天龍組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦してもおかしくない強力チームでした。試合は4者リング中央での乱闘となり、静止に入ったレフェリーを無視して乱闘を続けた為、11分35秒、両チーム反則の引き分けとなっています。
リッキー・スティムボート&ザ・グレート・カブキ組の夢のタッグチームはテリー・ゴディ&バディ・ロバーツ組のザ・ファビュラス・フリーバーズと対戦。非力なBロバーツが捕まり、11分15秒、リッキーがBロバーツをダイビング・ボディプレスからの体固めで鮮やかなフォール勝ち。
戦列復帰のタイガーマスクはグラン浜田とタッグを結成、鶴見五郎&ラ・フィエラ組と対戦。鶴見もこの頃はすっかりヘビー級の身体になっていましたが国際プロレス時代にメキシコ遠征経験があり、75年5月8日にはドクトル・ワグナー(シニア)を破ってNWA世界ライト・ヘビー級王座を獲得した実績があります。(公式認定されず)
試合は17分21秒、タイガーマスクがフィエラをジャーマン・スープレックスホールドで破りタイガーマスク&浜田組の快勝。
石川敬士vs上田馬之助は僅か4分22秒で石川の反則勝ち。このシリーズ上田はシングルマッチになると短時間での反則負けでお茶を濁すような試合を続けています。
マイティ井上は国際プロレス時代からの因縁を持つリップ・タイラーを10分22秒、エビ固めで丸め込みました。タイラーのパートナーであるサリバンは渕正伸とのシングル戦で8分12秒、体固めであっさりとフォール負けしています。
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