84年スーパー・パワー・シリーズ前半戦のヤマ場、8月28日、酒田市営体育館(テレビ収録、観衆3,700人超満員発表)大会。スタン・ハンセンとドリー・ファンク・ジュニアはこの日までの特別参加。
メインイベントは6日後にブルーザー・ブロディ&クラッシャー・ブラックウェル組と空位のままのインターナショナル・タッグ王座決定戦を行う鶴田&天龍の鶴龍コンビがハンセン&ブロディ組のPWF世界タッグ王者チームと対戦。(ノンタイトル60分1本勝負)
試合は意外にも超獣コンビは天龍でなく鶴田に標的を絞って攻撃、鶴田は超獣コンビの包囲網をかいくぐってブロディにフライング・ボディシザースドロップ(空中胴絞め落とし)。これはハンセンが背中への両腕パンチでカット。
鶴田とブロディは共に場外へ。場外でブロディは自軍コーナーの近くで鶴田にシュミット式バックブリーカー。そのまま下へ落とさず膝の上でガッチリと固定。
リング上にいたハンセンはエプロンから場外の鶴田めがけダイブしてのラリアット。これで鶴田はダウン。試合権利のあるブロディがリングインし、13分52秒、ブロディが鶴田にリングアウト勝ち。
鶴龍コンビはインターナショナル・タッグ王座決定戦を前に手痛い黒星。同王座決定戦ではハンセンより力の劣るブラックウェルが相手とは言え、攻めて両チームリングアウトに持ち込んでおきたいところでした。
セミファイナルではドリー・ファンク・ジュニアvsジム・ガービンという玄人ファン好みの一戦が組まれ、13分30秒、ガービンの回転エビ固めを切り返したドリー得意のエビ固めでカウント3。ドリーが自身の最終戦を勝利で飾りました。
馬場は石川敬士と組んでブラックウェル&ムーンドッグ・エド・モレッティ組と対戦、9分21秒、石川が長州力の得意技であるサソリ固めでモレッティをギブアップさせました。
大仁田はベビー・フェイスを僅か5分5秒、片エビ固めで破り同じジュニアでも体格差を見せつけて圧勝。マイティ井上&渕正伸組vsチャボ&ヘクターのゲレロ兄弟の試合巧者チーム同士の一戦は10分27秒、両チームリングアウトの引き分け。
ウルトラセブンとグラン浜田のシングルマッチは浜田が実力の差を見せつけて11分6秒、ウラカンラナで快勝。マジック・ドラゴンは冬木弘道を11分42秒、小林邦昭の得意技であるフィッシャーマン・スープレックスホールド(脳天砕き固め)で勝利。石川のサソリといい、Mドラゴンのフィッシャーマンといい、「来たるべき相手」に備えての無言のアピールかと思います。
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