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2019年03月23日23:22

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ジャンボ鶴田怪物伝説(469)

84年グランド・チャンピオン・カーニバルPART�圭�盤戦、7月25日は福岡スポーツセンター(テレビ収録、観衆6,200人発表)で2大タイトルマッチが組まれています。

メインイベントはこの日より参戦のAWA世界ヘビー級王者リック・マーテルが鶴田の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦。この日はインター王座のみでマーテルのAWA世界王座は賭けられず。

マーテルはバーン・ガニアの後継者、ベビーフェイスのチャンピオンのイメージを踏襲すべく、ガニアの得意技であったスリーパーホールドを巧みに使っていきます。

長期政権を誇っていた元同王者、ニック・ボックウィンクルはガニア、オットー・ワンツ、鶴田と短期間ベルトを明け渡していますが巧みなレフェリー暴行やマネージャーのボビー・ヒーナンの介入で王座を守ってきましたがマーテルはガニア以来のベビーフェイスの王者。

AWAの伝家の宝刀と言うべきスリーパーで試合を組み立て、鶴田を追い込んでいきました。

しかし、鶴田は劣勢になりながらもバックドロップ一閃。両者ダウン。マーテルは身体を自転させてリング下へエスケープしようとしましたがダメージが強くエプロンでダウンしたまま。レフェリーのジョー樋口がカウントを数え、鶴田がカウント10ギリギリで立ち上がる。マーテルは立てず。22分2秒、鶴田がリングアウト勝ちで8度目の防衛に成功、ややあっけない幕切れとなりました。

セミファイナルでは天龍がディック・スレーターの挑戦を受けてUNヘビー級王座の防衛戦。思えば81年7月30日、後楽園ホールでスレーターはビル・ロビンソンとのタッグで馬場&鶴田組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦する予定でしたが、この年の2月に起こした交通事故の後遺症により急遽帰国。天龍がロビンソンのパートナーに指名され、この試合が天龍の出世試合となりました。

そういう意味では天龍にとってスレーターは幸運を呼び込んだ恩人であると同時に乗り越えなければならない相手です。試合はスレーターのダイビング・ボディアタックをクルッと反転させて上に乗り、押さえ込んだ天龍が25分18秒、片エビ固めでフォール勝ち、5度目の防衛を果たしています。 

セミ前に出た馬場はザ・グレート・カブキと組んでスタン・ハンセン&アレックス・スミルノフ組と対戦。6分41秒、カブキがスミルノフを正拳突きからの体固めで破っています。スミルノフは今シリーズ、結果もそうですが試合内容にも覇気が感じられません。

石川敬士の負傷欠場により、このシリーズはアジア・タッグ王座の防衛戦はなし。この日石川のパートナーである阿修羅・原はNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者のマイティ井上と元アジア・タッグ、さらに国際プロレス時代にはIWA世界タッグ王座を獲得したコンビを復活させ、ロジャー・カービー&ジョニー・マンテル組と対戦。9分34秒、原がカービーをフライング・ボディシザースドロップからの体固めに決めて原、M井上組の勝利。

マジック・ドラゴンはカール・フォン・スタイガーを11分17秒、片エビ固めで破り、グレート小鹿はヒューゴ・サビノビッチを5分36秒、片エビ固めで降しました。

ちなみにサビノビッチ夫人のウェンディ・リヒターは2日前の7月23日、ニューヨークMSGのWWFのビンス・マクマホン・シニア追悼興行でファビュラス・ムーラを破り、復活WWF世界女子王座を獲得、この試合にロック歌手のシンディ・ローパーがセコンドに付き、ムーラのマネージャーであるルー・アルバーノとやり合い。これが翌年のレッスルマニアへの流れに繋がります。リヒターはスーパースターへの道を駆け上がり、まさに格差婚となりました。
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