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2019年03月07日22:55

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ジャンボ鶴田怪物伝説(453)

84年に口火を切ったWWFのビンス・マクマホンによる全米制圧に対し、NWAが対抗し5月29日、WWFの本拠地であるニューヨークからハドソン川を渡ってほど近いところにあるニュージャージー州イースト・ルーサーフォード・メドーランズ地区ブレンダン・バーンアリーナ(観衆20,000人超満員発表)においてビッグマッチ「レスリング・ナイトオブ・チャンピオンズ」を開催しています。

今回の興行はNWA会長でもあるノースカロライナのジム・クロケット、ジョージアのジム・バーネット、プエルトリコのカルロス・コロンの3人のプロモーターによる共催でした。そのタイトル通り、試合の大半がタイトルマッチでした。

メインイベントは全日本プロレスのリングでケリー・フォン・エリックを破りNWA世界ヘビー級王座を奪回してアメリカに帰国したばかりのリック・フレアーがリッキー・スティムボートの挑戦を受けての防衛戦。

試合は31分4秒、リッキーの回転エビ固めを切り返したフレアーがエビ固めで勝利し王座防衛に成功しています。

セミファイナルはカルロス・コロンのユニバーサル王座(プエルトリコ地区のタイトル)にタリー・ブランチャードが挑戦。コロンが6分25秒、体固めで勝ち王座防衛。

NWAナショナル・タッグ王者チーム、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズは先頃亡くなったばかりのキングコング・バンディ&ジミー・"ブギウギ"・バリアント組と対戦、11分20秒、ホークがバリアントをダブル・インパクトからの体固めで撃破し王座防衛。バンディは6月17日に後楽園ホールで開幕予定であったUWFの「オープニング・シリーズ第2弾」に馬場のブッキングで初来日が予定されていましたがUWFの再編に伴いキャンセルされましたはバリアントはジョニー(ジョン・Lサリバン)、ラリー(ガイ・ミッチェル)とのザ・バリアント・ブラザーズでWWWF地区で長く活躍していたタッグ屋で全日本プロレスにも76年5月、81年2月に来日しています。

全日本プロレスからはシリーズ中ということもあり馬場、鶴田以下日本勢の参戦はありませんでしたがPWFヘビー級王者スタン・ハンセンが登場、ワフー・マクダニエルと王座防衛戦を行い、8分50秒、両者反則の引き分けで4度目の王座防衛。

ノースカロライナ地区認定によるNWA世界タッグ王者チーム、イワン・コロフ&ドン・カヌードル(78年8月に全日本プロレスに1度だけ来日)組にはマーク・ヤングブラッド(リッキー・ロメロの息子でジェイ・ヤングブラッドの弟)&ペッツ・ワトレー(77年8月に新日本プロレスに初来日、これから6年後の90年8月にタイガー・コンウェイ・ジュニアとの「ジャイブ・トーンズ」で全日本プロレスに参戦)組と防衛戦を行い9分55秒、コロフがマークを体固めで破り王座防衛。

全日本プロレスからはザ・グレート・カブキが参戦しジ・インベーダー1号(ロベルト・ソト)と対戦、14分30秒、カブキの反則負け。

新日本プロレスのリングでタイガーマスクに敗れて王座転落し、この時点ではザ・コブラが王者であったはずのNWA世界ジュニア・ヘビー級王者としてレス・ソントンがベルトを巻いて登場、プエルトリコのエル・グラン・アポロと同王座防衛戦を行い、6分55秒、両者リングアウトの引き分けで防衛。ソントンは82年5月25日、静岡産業館でタイガーマスクにベルトを奪われ帰国しましたが、帰国後も王者を名乗って防衛戦を続けていました。

ナショナルTV王者ロニー・ガービンはジェーク・ロバーツを5分25秒、体固めで破り王座防衛。Jロバーツは79年1月に国際プロレスに初来日、ザ・ケンタッキアンズの片割れグリズリー・スミスの息子として知られていますがこの時はまだ前座レスラー、WWFでザ・スネークの異名で蛇のダミアンを連れてリングに上がるようになってからは出世を遂げました。

この大会が行われた5月29日、奇しくも食道癌の為フロリダ州の病院で入院加療中だったビンス・マクマホン・シニアが69歳で亡くなっています。
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