古舘アナ「桜井さんっ」
桜井さん「はい」
古舘アナ「ここらあたりまでの局面はどうですか?」
桜井さん「そうですねぇ、まあ、あのぉ〜、藤原がねぇ、やはり、あのぉ〜、木村がねぇ、藤原殺しを狙ったんですがねぇ、巻き返しましたよねぇ」
古舘アナ「そうですねぇ〜!」
桜井さん「藤原ねぇ、流血してますがねぇ、非常に余裕がありますよ、試合にね。真っ向からねぇ、受けて立ってますよぉ!」
古舘アナ「そうですねぇ〜!流血のプロとも言われております藤原喜明、己の流血が逆に潤滑油になってしまったのでありましょうか!」
両者フロントヘッドロックの取り合いから木村が藤原をコーナーに押し込みます。藤原、クルッと体勢を入れ換えて木村の顔面にパンチを放ってから、軽快なフットワークを見せます。木村、ロープ際に藤原を追い込んで左ミドルキックの連打。
古舘アナ「しかしながら木村も返す。木村のキック攻撃、UWFの十八番(オハコ)を奪ってキック攻撃をぶち込んでまいりましたが、さあ、足を取ったぁ!余裕だ、この辺は藤原不敵だ、この辺は藤原不敵だっ!足を取って返した、逆の展開になったぁ!ああ、出ました出ました、アキレス腱固めっ!さあ、キック攻撃を受け止めて、アキレス腱固めに持っていきました」
ここで5分経過。木村の蹴り足を捕まえた藤原はアキレス腱固め、しかし木村は懸命にロープに逃げることに成功しました。
古舘アナ「さあ、藤原が反転する。反転してロープ、サードロープがぁ、命拾いだ木村健吾。ロープに腕をかけて命拾い、九死に一生を得た訳であります。さあ、どうだっ!この5対5の勝ち抜き戦、先鋒同士の闘いは高田が山田を押さえました。今度は高田を坂口が押さえました。次鋒の坂口が山崎を押さえた訳でありますが、おーっとバックドロップっ!木村健吾の研ぎ澄まされたバックドロップだぁ!
坂口が山崎を押さえて、そして今度は坂口を木戸が捕らえて、そして木戸は越中を捕らえて、今度は木戸を捕らえたのは木村というめくるめく闘い模様」
木村、バックの取り合いからのバックドロップで倒した藤原の足を畳むと一気にサソリ固め。
古舘アナ「さあ、サソリ固めに持っていった、サソリ固めに持っていったのは木村健吾であります。さあ、木村健吾がサソリ固めに持っていきました。さあ、どうだっ!千載一遇のチャンスに、敢えてこの勝負、モノにすることが出来るでありましょうか。山本さん、どうでしょう?」
小鉄「そうですね。型に入ってますけどね。藤原選手意地でもギブアップしないっていう感じがありますね」
古舘アナ「そうですねぇ〜!」
藤原、腕立てから自分の頭をマットに着けて、頭を軸にしてクルッと回転してサソリ固めを見事に外していきました。
古舘アナ「さあ、ここで、己の脳天を軸にして、得意の動き。腰の動き、切り返し技、普段エンジン全開ですと己の脳天を軸にして、まるでスクリューのようにクルクルッと回転する藤原喜明でありますが、体勢は崩したものの、上手くなし崩し的に持ってまいりました」
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