山田恵一は高田伸彦を倒して顔面にフットスタンプを見舞うとヘッドロック、高田はバックドロップ気味に投げてからグラウンドへ移行しアームロック狙いにいきますが山田は簡単には取らせません。
高田は腕を取ると見せかけて足を取りにいきました。四つん這いの山田をダブル・レッグロックに決めておいて今度はフェイスロックに。5分経過。山田がこれを嫌がりフェイスロックはきまらず、高田はヘッドロックへ。山田はこれをスルリと抜けてヘッドロックの逆襲。高田は体勢を入れ換えて腕ひしぎ逆十字固め。
古舘アナ「新日の先鋒、山田、おーっと!これはどうだ、もう1回持っていきます。腕を取りにいきますUWFの先鋒、高田伸彦であります。殺戮の微熱青年、あるいはUWFのジェームス・ディーンとも言われております、この美青年の高田伸彦、その表情、あるいはその辺のスタイルとは対照的に、思い切った攻撃を時として繰り出してまいります高田伸彦であります」
桜井さん「まあ、前回のね、維新軍と新日プロ軍との5対5決戦の時はですね、新日プロ軍で健闘しましたですよね。まあ、前回の時はねぇ、抽選で順番が決まったんですよ」
古舘アナ「そうですね」
桜井さん「今回はねぇ、大将だけは決まっていてねぇ、後は両軍にねぇ、それぞれ作戦を練る間、というのが与えられていてねぇ、この山田の先鋒もですねぇ、新日プロサイドが考えに考え抜いた作戦だと思うんですね」
出ました!桜井さんの名フレーズ「考えに考え抜いた作戦」これは主に70年代中盤、猪木の見せる奇襲攻撃などのシーンで桜井さんがよく使われていた台詞です。
古舘アナ「なるほど!足の取り合いっ!」グラウンドの攻防は両者決め手に欠けて再びリング中央で激しい睨み合い。
古舘アナ「先鋒が山田恵一、次鋒が坂口征二、中堅が越中詩郎、副将は木村健吾、大将が藤波辰巳、新日の前線部隊はこういった布陣を敷いております。一方、UWFサイドは先鋒がロンリーソルジャー、黒のショートタイツの高田伸彦、次鋒が山崎一夫、中堅が木戸修、副将が藤原喜明、そして大将が前田日明という万全の布陣、現有戦力の最たるものを見せつけて来る訳であります」
両者手四つから山田ヘッドロック、そこから首投げにいこうとしますが高田は足を絡めて投げさせず、逆に山田をテイクダウンさせておいてからワキ固め。
古舘アナ「さあ、もう1回、足から腕、腕から足といった流れるような、高田伸彦、関節技に持っていっていますグラウンドテクニック、さあ、山田がこれを受け切れるかどうか、敢えて辛抱してそして自分の勝機をも見つけ出すことが出来るでありましょうか!?」
山田、高田のワキ固めを外すと、高田のボディにダブル・ニースタンプを連発。
古舘アナ「さあ、山田恵一、ニースタンプの雨あられだぁ、ニースタンプを3連発、4連発とぶち込んでおいてボディスラムで一気呵成に攻め込まんとしておりますが、ディフェンスをとります高田伸彦であります」
山田はボディスラムからギロチン・ドロップを決めてフォールの体勢へ。これは高田がカウント2でクリア。
古舘アナ「おーっと、これはどうだ!カウント2。敢えて山田は先程のお話のように終始新日マットへUWFサイドが史上最大の道場破りをしてきてからというもの、敢えてUWFの藤原喜明の胸を借りるという状況で、新日サイドがトレーニングを積む前に、夕刻観客も全く入っていないガランとした会場の中でUWFに稽古を付けてもらうという、そういった場面が多々見られた訳であります。敢えてその他の中堅どころから上の選手と違いまして、新日サイドとは言っても山田は若手であります。
かつての離脱とか、そういったしがらみをあまり経験していない、その最前線にいなかっただけに精神的にも入っていけるという、そういった側面、あるいはその辺のことを超えても、山田は敢えて自分が吸収出来るものは敵方であろうとも貪欲に吸収してやろうという、そういった気持ちがあったのでありましょう。その成果を今夜先鋒という重責を担うことで山田は果たして、その辺の苦労というものを発揮することが出来るでありましょうか!?先鋒の高田が思い切った固め技、ハンマーロック、腕殺しに出ている。山田の腕が腰に浮いている、ロープブレイク、ようやく九死に一生を得た山田です」
山田のヘッドロックを高田が抜けて再び上になりチキンウィング・アームロック。山田は必死にロープへ逃げてエスケープ。両者立ち上がりまたもリング中央。
古舘アナ「さあ、ここからが肝心な展開になってまいりました。20分1本勝負5対5柔道形式勝ち抜き戦」
山田、高田のボディに膝蹴りを連発してからサイド・スープレックス。
ログインしてコメントを確認・投稿する