新日本プロレスチャレンジ・スピリット86、9月5日は千葉公園体育館(テレビ生中継、観衆2,530人発表)大会。
このシリーズはブルーザー・ブロディが特別参加する9月16日の大阪城ホールと9月19日の福岡スポーツセンター以外は東京での大会場でのビッグマッチはなく、10月9日に特別興行として猪木レスラー生活25周年記念「INOKI闘魂LIVE PART�機廚粒�催が両国国技館で決まっていました。
猪木のレスラーデビューは60年9月30日、台東体育館における大木金太郎との試合なので、本来であれば前年の85年が25周年に当たるのですが、選手の大量離脱による団体のピンチで、ブロディ以外には目立った外国人選手とのビッグマッチもなく、そこまで考えるゆとりがなかったと思われます。
不思議なことに同日同所で田中米太郎(桂浜)を相手にデビューした馬場も25周年記念イベントは開催しておらず、両者のデビュー30周年に当たる90年にはデビュー記念日の9月30日に記念イベントを揃って開催しています。
当初は10月10日の体育の日に「猪木祭り」と称して西武球場(現メットライフ西武ドーム)で猪木ファンとして知られるサザンオールスターズの桑田佳祐をゲストに呼んで盛大に開催しようと言う話も週刊ゴングに掲載されましたが実現には至らず。
猪木の対戦相手は78年2月15日、ラスベガスでモハメド・アリを破りプロボクシングWBA、WBC統一世界ヘビー級王者となったレオン・スピンクスに決定。
まだ前田日明がマーシャルアーツのドン・ナカヤ・ニールセンと異種格闘技戦で対戦することも発表されています。
「INOKI闘魂LIVE」のようにプロレスのイベントにローマ字表記やLIVEという単語が出て来るのは80年代も後半に入った時代の流れによるものでしょうか。
千葉大会のメインイベントは猪木、木村健吾組が初来日のエンゼル・オブ・デス、ケビン・ケリー組と対戦。Kケリーは後に90年にはFMWにケリー・ワコーズとしてプロボクサーに仕立て上げられて来日しディック・マードックと異種格闘技戦を闘い、またWCWと新日本プロレスの提携時の94年には囚人ギミックのネイルズとしても来日しています。
試合は7分34秒、猪木が弓矢固めでKケリーからギブアップ勝ち。試合後、猪木は「ブロディの後(9月16日、大阪城ホールでシングルで対戦)のスピンクスは正直厳しい」と弱音ともとれるコメントをしています。
セミファイナルは藤波がジェリー・グレイを9分55秒、回転足折り固めで降しています。
IWGPタッグ王者チームの前田、木戸修組はマッド&スーパー・マックスと対戦し、8分19秒、マネージャーのショーグン・KYワカマツの乱入により反則勝ち。
9月19日、福岡スポーツセンターでIWGPジュニア・ヘビー級王座を賭けて対戦する高田伸彦と越中詩郎はこの日、タッグで前哨戦、ジョージ高野、越中組vs藤原喜明、高田組の一戦は、高田が卓越したプロレスセンスの片鱗を見せて13分29秒、高角度後方回転エビ固めで越中からややクイックながらもカウント3のフォール勝ちを奪っています。
高田に対してキックでもサブミッションでも、さらには丸め込みでも負け続ける越中は崖っぷちに追い込まれてしまいました。
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