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2018年08月10日08:34

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(433)

新日本プロレス86年バーニングスピリット・イン・サマーもいよいよ終盤戦を迎えました。

8月1日、姫路市厚生会館(テレビ生中継、観衆2,440人発表)ではメインイベントで猪木、木村健吾組とアレックス・スミルノフ、バッドニュース・アレン組が激突。

9分11秒、猪木がスミルノフを延髄斬りからの体固めで破り猪木、木村健組の完勝でした。

このシリーズ、7月11日の春日井市総合体育館でスティーブ・ウイリアムスとタッグで対戦し手応えを掴んだ藤波はシングルでの対戦を希望していましたが、それが叶い、この日のセミファイナルで実現。

藤波はSウイリアムスを逆さ押さえ込みに決めましたがその前にレフェリーが試合に巻き込まれてダウン。藤波のフォールは無効に。

試合は9分45秒、暴走したSウイリアムスが反則負けとなり、フォール負けは免れていますが、翌週発売の週刊プロレスでは表紙に採り上げて、「藤波はウイリアムスに勝っていた。」とキャッチコピーをつけています。 

8月5日、両国国技館で高田伸彦のIWGPジュニア・ヘビー級王座に2度目のリターンマッチが決まった越中詩郎はこの日山田恵一と組んで高田、山崎一夫組とタッグで前哨戦対決。16分59秒、高田がジャーマン・スープレックスホールドで山田をフォールし前哨戦は王者組に凱歌が上がりました。

8月5日、両国国技館(テレビ収録、観衆9,950人満員発表)では3大決戦が行われています。

メインイベントは猪木とSウイリアムスが前85年12月25日、テキサス州ダラス・リユニオンアリーナで対戦して以来の国内初2度目のシングル戦。

猪木はSウイリアムスのパワーに苦しめられながらも16分33秒、コーナーポスト最上段からのダイビング式延髄斬りからの体固めでこれを降して勝利。

セミファイナルで行われた藤波、木村健吾組のIWGPタッグ選手権試合にはUWFの前田、木戸修組が挑戦。当時前田と藤原喜明が組んで挑戦する予定でしたが、藤原は7月25日、秋田県立体育館で前田と組んでSウイリアムス、アレン組と対戦した際、アレンに膝を攻撃されて負傷。翌日からの試合を欠場していました。

試合は代打の木戸が流れるようなレスリングテクニックで藤波、木村健を翻弄、13分52秒、新技キドクラッチで木村健から3カウントを奪い前田、木戸組が新王者チームとなりました。藤波、木村健組は6度目の防衛に失敗しています。

前田は試合後、「見たか!UWFには常勝王者なんて存在しないんだ」とアピール。木戸は新日本プロレス在籍時の72〜84年はタイトル獲得の実績はなく、これが初のベルト戴冠となりました。

高田のIWGPジュニア・ヘビー級王座には越中が挑戦
、両者のタイトルマッチがテレビ中継されたのはこれが初。

これまで高田にいいように蹴られまくられ、実況の古舘伊知郎アナウンサーから「人間サンドバッグ」と有難くない形容で呼ばれていた越中ですが、この日は高田の蹴りを何発食らっても必死に立ち向かいました。

全日本プロレスから新日本プロレスに移籍して来た越中は新日本ファンからはナンボのもの的に見られることが多かったですが新日本、UWFのファンも越中の頑張りを認めたか、観客席からは大「コシナカ」コールが発生。

高田のチキンウィング・フェイスロックが越中を捉えました。越中は1度はロープに逃げたものの、再度捕まり、21分4秒に無念のギブアップ負け。高田が4度目の防衛に成功しましたが。試合が終わってもコシナカコールは鳴り止まず。ジュニア版「名勝負数え唄」が新たにスタートした訳です。

シリーズ最終戦8月7日、名古屋市露橋スポーツセンター(テレビ収録、観衆4,870人超満員発表)のメインイベントは猪木、木村健組vsSウイリアムス、アレン組。猪木が11分21秒、アレンを片エビ固めに決めて最終戦を勝利で飾りました。

ちなみに猪木の「片エビ固め」は大変に珍しいです。

藤波はスミルノフに7分31秒、体固めで勝利。新日本初参戦となったスミルノフは本領発揮出来ずシリーズを終えています。

高田のIWGPジュニア・ヘビー級王座には同門の山崎が挑戦。UWFスタイルをベースにした試合展開も随所にプロレステイストを交えてスリリングな好試合となり、17分29秒、三角絞めで高田が山崎をギブアップさせて5度目の防衛を果たしています。

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