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2018年07月30日23:13

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(422)

新日本プロレス86年IWGPチャンピオン・シリーズも中盤戦の佳境に入りました。

第13戦、5月30日は広島県立体育館(テレビ生中継、観衆5,650人満員発表)。この年はリーグ戦をAB両ブロックに分けた為、公式戦の進行に余裕があり前85年同様、合間にタイトルマッチを織り交ぜていきました。

前半5月19日後楽園ホール、5月27日福岡スポーツセンターでは越中詩郎と高田伸彦のIWGPジュニア・ヘビー級タイトルマッチが2回組まれましたが、この日のメインイベントは藤波、木村健吾組にディック・マードック、マスクド・スーパースター組が挑戦したIWGPタッグ選手権試合が行われています。

丁度ここから1年前、新設されたWWFインターナショナル・タッグ王座のベルトを巡って藤波、木村健組とマードック、アドリアン・アドニス組が激闘を展開したことは記憶に新しいですが、同タイトルはWWFとの業務提携解消により返上、封印され、マードックのパートナーだったアドニスはWWFでエイドリアン・ストリートばりの肥ったオカマギミックで活躍中。新日本への来日は途絶えていました。

試合は21分13秒、藤波がマードックにリングアウト勝ちし、前日の岡山武道館での公式戦で敗れた借りを返して3度目の防衛を果たしました。

セミファイナルはAブロック公式戦、猪木vs坂口、黄金コンビ対決。ワールド・リーグ戦、MSGシリーズをも沸かせた頂上決戦でしたが、両者の対戦は82年3月24日、高知県民体育館での第5回MSGシリーズ公式戦以来4年ぶりの一騎打ち。(11分34秒、逆さ押さえ込みで猪木の勝利)

試合は坂口が猪木をアトミック・ドロップの要領で担ぎ上げ、股間をトップロープに叩きつける荒技を見せ、猪木は急所を押さえたまま場外で動かなくなり、13分29秒、坂口のリングアウト勝ち。坂口はこれで対猪木戦初勝利となり11点。猪木は手痛い初黒星で失点5となり15点のまま。

フィニッシュとしては79年12月6日、蔵前国技館での猪木vsボブ・バックランドのWWFヘビー級選手権試合で見られたように故意ならば明らかに反則ですが、当時は写真週刊誌に女性との密会現場を撮られたばかりの猪木が、リング上での「女房」役である坂口に「制裁」の金的攻撃で負けた、と面白おかしく書きたてられました。

坂口は試合後の談話で「偶然にあのような型になってしまった、狐につままれたみたいだ」とコメントしていましたが、これは坂口一流のおとぼけだったと思います。

この坂口の急所攻撃を汚いとか卑怯とか言う声は何故か全く起きず、むしろ長年猪木に負け続けて来た坂口の初勝利を喜ぶ声が多かったです。

セミ前には前田日明、藤原喜明組vsアンドレ・ザ・ジャイアント、この日より参加(リーグ戦に出場)のジミー・スヌーカ組のタッグマッチが組まれました。

4月29日、津市体育館での不穏試合から初の両者の顔合わせとなりましたが、前田とアンドレはお互いに目も合わそうとせず、絡みはほとんどないまま、10分40秒に藤原とスヌーカが両者リングアウトとなっています。

第14戦の5月31日、神戸・兵庫県文化体育館(観衆2,860人発表)ではBブロック公式戦が2試合組まれ、先ずはマードックが公式戦初戦となるスヌーカと対戦、8分46秒、両者リングアウトとなり16点と首位に。スヌーカは2点。

前田はキューバン・アサシンを8分50秒、片エビ固めで降し公式戦2戦目で初白星の5点。

6月1日、福島・白河市県営体育館(観衆2,050人発表)での第15戦はBブロックの全敗同士、最下位決定戦と言っていいワイルド・サモアンとアサシンが対戦、6月6日、札幌中島体育センターでスヌーカと組み、藤波、木村健吾組の保持するIWGPタッグ王座に挑むサモアンがタイトルコンテンダーとしての意地を見せ、8分59秒、体固めで勝利し5点を獲得。

第16戦は6月2日、青森市民体育館(観衆2,460人満員発表)ではAブロックで坂口とアンドレが対戦。猪木を破った勢いを見せたかった坂口でしたが4分49秒、ヒッププッシュからの体固めであっさりフォール負け。アンドレは12点、坂口は失点9の11点。

Bブロックでは日本プロレス時代に対戦経験のある上田馬之助とマードックが実に14年ぶりに対戦し9分32秒、上田が反則勝ち。マードックは前田、藤波に連勝して欠点であるムラっ気が出たか、2試合で8失点。上田は9点。

第17戦の6月3日、帯広市総合体育館(観衆2,240人発表)ではBブロックでスヌーカがサモアンを15分6秒、スーパーフライからの片エビ固めで破りパートナー対決を制しました。Aブロックでは藤原がクラウス・ワラスを9分6秒、首固めに破って7点。ワラスは0点.

6月4日、室蘭市体育館(観衆3,410人満員発表)での第18戦、Bブロックでこれが早くも公式戦最終試合となるマードックがアサシンを11分38秒、体固めで降して失点9の21点で終了。

しかし、この段階でブロック対抗馬の藤波、前田共に公式戦を相当数残して降り、結果待ちとなりました。

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