新日本プロレス86年「IWGPチャンピオン・シリーズ」は5月16日、後楽園ホール(テレビ収録、放映されず、観衆2,020人超満員発表)で開幕。
この年は初のAB2ブロック別の総当たりリーグ戦形式を採用、両ブロックの最多得点者がシリーズ最終戦の6月19日、両国国技館で優勝決定戦を行うこととなり、84年のハルク・ホーガン、85年の猪木のような前年度優勝者がシードされるのもなし。
Aブロックは猪木、坂口、木村健吾、藤原喜明、アンドレ・ザ・ジャイアント、マスクド・スーパースター、クラウス・ワラス。
Bブロックは藤波、前田日明、上田馬之助、ディック・マードック、ジミー・スヌーカ(シリーズ途中より参加)、ワイルド・サモアン、キューバン・アサシン(国際プロレスに来ていたキューバン・アサシン1号とは別人、デビッド・シェラ)。
各7人、計14人がエントリー。リーグ戦参加以外では特別参加のケリー・フォン・エリックを始めドスカラス、トニー・セントクレアーの外国人選手が参加。
やはり猪木と前田は別ブロックに分けられました。前田がBブロックを最多得点で勝ち抜けば、決勝では猪木と対戦出来る可能性が残されていますが…。
前85年12月12日、仙台・宮城県スポーツセンターでのIWGPタッグ・リーグ戦の優勝決定戦をブルーザー・ブロディと共にボイコットしたスヌーカは「主犯」ではないということで恩赦があり5か月ぶりの新日本復帰となりました。
ワラスは78年11月の猪木がローラン・ボックと対戦した欧州世界選手権シリーズにも参加していましたが85年2月にクラウス・バラス表記で全日本プロレスに初来日。新日本プロレスへは初の来日となりました。
開幕戦のメインイベントは猪木、上田組とアンドレ、サモアン組で13分17秒、両チームリングアウトの引き分け。
公式戦はセミファイナルでAブロック、木村健vs藤原の試合が組まれ、藤原が試合を優勢に進めていましたが12分46秒、場外乱闘で木村健をフェンス越しに投げてしまい、反則負け。木村健がまず4点獲得。
セミ前に藤波とケリーの特別試合が行われ、11分18秒、ケリーの首固めに藤波が不覚のフォール負けを喫しています。
前田は木戸修と組んで、マードック、Mスーパースター組と対戦、前田に悪感情を抱くMスーパースターが11分4秒、木戸をジャンピング・ネックブリーカードロップからの体固めで降しています。
越中詩郎のIWGPジュニア・ヘビー級王座に5月19日、後楽園ホールで挑戦が決定している高田伸彦がタッグで越中と前哨戦で激突、越中、山田恵一組vs高田、山崎一夫組の試合は、高田のキックの連打を食らった越中がエプロンでダウン。11分12秒、エプロンカウントアウト負けとなり防衛戦に赤信号が灯りました。
この日はプロ野球中継があり、雨天中止の場合のみテレビ生中継される予定で、深夜等別の時間帯でのディレイ中継ばなし。野球が予定通り行われた為、収録されましたがオンエアされず。後にサムライテレビの「闘いのワンダーランド」にて放送されました。
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