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2018年07月23日22:23

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(415)

86年4月13日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルにおいて第54代横綱の輪島大士(当時38歳)の全日本プロレス入団記者会見が行われています。

輪島は本名輪島博。48年1月11日、石川県七尾市出身、日大相撲部の主将として学生横綱となり、70年初場所幕下付出で初土俵を踏み、初代貴ノ花と貴輪時代、北の湖と輪湖時代を築き上げた名横綱。

72年秋場所後には大関に。73年夏場所後には横綱に昇進。左腕でバッサリと相手を土俵に叩きつける下手投げは説得力十分の破壊力で「黄金の左」と言われ、幕内優勝14回の実績を誇っています。

81年春場所の場所中に引退を発表。年寄花籠を襲名し親方として後進の指導にあたっていましたが、年寄株を担保に借金をし、実妹の経営する料亭に資金をつぎ込んだことに起因し日本相撲協会から事実上の懲戒免職処分に相当する除名処分となりました。

そこで借金返済の為に「また裸になって一から出直し」とプロレス転向を決意したもので、日本テレビ主導での全日本プロレス入団が決定しました。

輪島のプロレス転向に関しては当時では38歳と高齢であったのと、現役を引退してからすぐならともかく、5年間の親方生活を経てからのプロレス入りを不安視する声は大きかったですが、東富士以来、史上2人目となる横綱経験者のプロレス入りは大きな話題となりました。

4月19日、神戸・兵庫県立総合体育館(テレビ当日ディレイ中継、観衆2,800人発表)ではAWA世界ヘビー級王者スタン・ハンセンと元同王者でインターナショナル・ヘビー級王者鶴田が開幕戦の3月29日、後楽園ホールに続き今度はダブル・タイトルマッチで激突。

今回はハンセンの鉄柱攻撃で鶴田が額を割られ流血。ハンセンのウェスタン・ラリアットは鶴田がタイミングをもずらした為、ロープ際でヒット。両者ほとんど同体で場外に転落、16分52秒、両者リングアウトの引き分けとなり、共にタイトル防衛に成功。鶴田は16度目の防衛となりました。

セミファイナルは長州、キラー・カーン、谷津嘉章組vsスーパー・ストロング・マシン、ヒロ斉藤、高野俊二組のカルガリー・ハリケーンズが対戦、15分13秒、暴走したマシンが椅子を持ち出して反則負けを取られています。

この間、馬場はタイガーマスクを帯同してアメリカ遠征に出発。WWFの全米制圧の前に手を組んだNWA、AWA連合の試合に助っ人参戦していますが、これについては稿を改めて書きます。

4月21日、後楽園ホール(観衆2,200人満員発表)はジャパンプロレスへの売り興行。メインは長州、谷津、小林邦昭組とマシン、H斉藤、高野俊組が今シリーズ2度目の対戦。

試合は12分17秒、レフェリーのタイガー服部の死角をついたマシンが椅子で小林邦を殴りつけてフォールしカウント3。上越大会に次いでハリケーンズが連勝。

石川敬士、マイティ井上組の持つアジア・タッグ王座にジャパンのアニマル浜口、寺西勇組の元同王者チームが挑戦。浜口は前85年7月18日、後楽園ホールで寺西と組み石川、佐藤昭雄組にリングアウト勝ちで王座獲得。

しかし、10月の初防衛戦を前に鶴田のブレーンバスターを喰らって頚椎を痛め、予定されていたタイトル戦を欠場しました。(ジャパンプロレスが浜口の代わりに保永昇男を王者に指名、寺西、保永組が王者となる)はスタートから気合の入った攻めを見せましたが12分53秒、両チームリングアウトとなりました。
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