全日本プロレス86年「チャンピオン・カーニバル」は3月29日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆3,400人超満員発表)で開幕。
チャンピオン・カーニバルは73年の第1回〜75年の第3回まではトーナメントによる優勝争い形式とタイトルマッチラッシュの2本立て。76年の第4回〜82年の第10回までは総当たりリーグ戦による優勝争い形式となっていましたが、83年からグランド・チャンピオン・カーニバルに名称が変更され、85年にジャパンプロレス勢が来た時には春のカーニバルは開催されず、10月にワールド・チャンピオン・カーニバルが開催されました。
今回、名称としては4年ぶりの復活となった訳です。
前年暮にリック・マーテルを破りAWA世界ヘビー級王座を獲得、PWFヘビー級、PWF世界タッグ王座と併せて三冠王となったスタン・ハンセン、同じくPWF世界タッグ王者のテッド・デビアス、オレイ・アンダーソン、ロン・バスの4人の外国人選手が参戦。やはり、ジャパン勢らを抱えた馬場の負担は大きかったか、外国人選手も多数は呼んでおりません。
国際血盟軍ですが、先シリーズ、エキサイティング・ウォーズ86の途中まで出場していた剛竜馬、高杉正彦、アポロ菅原は契約解除されています。
新日本プロレスとテレビ朝日の契約が3月31日で満了となるスーパー・ストロング・マシン、ヒロ斉藤、高野俊二のカルガリー・ハリケーンズが期限切れを待って4月1日より参戦してくることが決まっていた為、リストラ対象にされてしまったかと思われます。
同シリーズでは天龍が出直しの為に返上したUNヘビー級王座決定リーグ戦が開催され、天龍、デビアス、キラー・カーン、谷津嘉章、阿修羅・原、オレイの6選手が参加しています。
開幕戦のメインイベントはAWA世界、PWF両ヘビー級王者のハンセンとインターナショナル・ヘビー級王者の鶴田とのトリプルタイトルマッチ。
試合は8分45秒、呆気なく両者リングアウトに終わりベルトの移動はなし。鶴田とハンセンにはなかなか名勝負が生まれません。
セミファイナルは天龍、ヘビー級に転向したタイガーマスク、ハル薗田組と長州、谷津、小林邦昭組が対戦、11分35秒、長州が薗田をリキラリアットからの体固めで豪快に降しました。
UNヘビー級王座決定リーグ戦はデビアスが7分53秒にKカーンから反則勝ち。
3月31日、長岡市厚生会館(現アオーレ長岡、観衆3,800人超満員発表)ではUNヘビー級王座決定リーグ戦で本命対決、天龍とデビアスが対戦し30分時間切れ引き分け。
4月1日、上越市リージョンプラザ・インドアスタジアム(観衆2,100人発表)からマシン、H斉藤、高野俊のカルガリー・ハリケーンズが満を持して全日本のリングに登場。長州、谷津、小林邦組と対戦。このカードはジャパンの自主興行である85年11月2日、後楽園ホールで実現しジャパン軍が勝っていますが、5分25秒、マシンが谷津をリングアウトで破り全日本初戦を白星で飾りました。
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