’STAR-LIGHT-PROJECT優勝チームEcritureの野咲輝莉。フリステスへ’
新聞や雑誌、テレビでも報道され大々的に取り上げられてしまった。輝莉のところにも取材が多く押し寄せた。
自分はそんなに世間が騒ぐ程の事をしてしまったのだろうかと放課後の練習をしながら思った。
星名と乃愛は・・・・輝莉の選択に好意的だった。STAR-MINEの皆も応援してくれている。ただ、両親の事がちょっと引っかかっている。何の相談もせずに留学を決めてしまった輝莉に特に怒りもしてこなかったが・・・・やっぱり申し訳ない。
練習後、体操服から制服に着替えながら-----------
星名「だいぶ、おおごとになっちゃったね」
乃愛「発信源は学校新聞ですのにね」
メディアのカは怖い。そういって笑っていた。自分も笑った。・・・・いや・・・・笑えていただろうか?
星名「しっかしすごいよね輝莉ちゃん。フリステスなんて。あの律音さんといっしょのところにいけるなんてさぁ〜」
乃愛「星名さん。一緒の学校には行きますが、これからが戦いなのですよ」
星名「そだね。どう?やれそ?」
やれるかどうかはわからない。ただがむしゃらに頑張るしかない
乃愛「ええ。そうですね。頑張っても結果はついてこないかもしれませんが・・・・」
それでもがんばる。律音と同じ世界で。そう決めたのだ。幸いにも律音だけではなく、ミーナとリルムという存在もいるのだ。1人ではない。
・・・・しかしエトワールユニットが協力してくれるというのは・・・・普通ないのではないだろうか。いや、ありえない事だろう。そこは環境としては恵まれているかもしれない。
着替えを終えて部室へ。中には燿しかいなかったが・・・・なにやらパソコンを前にして忙しそうにキーボードを打っている。しかも電話片手で・・・・。電話相手は分からないが、なにやら忙しそうである。
燿「あ、はい分かりましたら後日。はい。では。・・・・ふぅ・・・・あ、3人共練習終わりかい?おつかれさん」
輝莉「燿先輩。今のって・・・・??」
と言っている間にまた電話が鳴る。だいぶ忙しそうだ。話の内容からして・・・・取材の電話のようだが・・・・
燿「はぁやれやれ。今日も電話ばっかりで大変だと。メールも来てるけど」
乃愛「取材ですか?」
燿「まぁね。Ecritureはいつからデビューするのかとか、輝莉ちゃんがいつから留学するのかだとか、いろいろ聞いてきてさ。人によっては輝莉ちゃんが抜けるからデビュー取りやめるのかとかも聞いてきたね。乃愛ちゃんと星名ちゃん。輝莉ちゃんが抜けてもやる気はあるよね?」
乃愛と星名は頷いた。
輝莉「あのごめんなさい。私の事もあって------」
燿「ああ大丈夫大丈夫。こういう事は2度目だし、初めてじゃないから」
と言って笑う。きっと律音の時もこうして色々と取材に応じていたのだろう。
燿「問合せの電話とかサイトに寄せられたメールとかは全部僕が対応するから先に帰ってていいよ」
と言ってくれるが、燿だけに大変な事をさせる訳にはいかない自分達も何かすると進言したが、
燿「そう言ってくれるのはありがたいけど。君達はまだやる事があるでしょ」
乃愛「やる事・・・・ですか?」
燿「そ。STAR-MINEの時もそうだったけど、輝莉ちゃんと別れを惜しんでおくこと。輝莉ちゃんの留学はすぐなんだから。まだいつからっていう律音ちゃんからの連絡はないけどさ」
たしかに、それは重大なやる事だ。輝莉達は頭を下げて部室を後にした。
3人はそれから毎日一緒に放課後を過ごした。練習したり、遊びに行ったり。別れを惜しんで泊まりこみでおしゃべりもした。
だが・・・・別れの時は・・・・刻一刻と迫っていた--------------
------------------------------------FINALへ---------------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する