新日本プロレス、チャレンジ・スピリット85最終戦は9月19日、東京体育館で行われでいます。
前84年に怒濤のように勃発した選手、フロントの大量離脱で一気に選手層が手薄になった新日本プロレスですが、3月に全日本プロレスからブルーザー・ブロディを獲得。
ブロディは新日本の救世主となり4月18日、初進出となった両国国技館での猪木との初戦は11,066人発表と超満員の観客を動員。その後都内の10,000人収容規模の大会場では満員を継続していました。
このシリーズはブロディはおらず、東京体育館を埋めるカードは猪木vsジャイアント・マシンの碧南大会の再戦かとも思われましたが、アンドレ・ザ・ジャイアントとマスクド・スーパースターにマシンマスクを被せて試合をさせたのは、あくまでスーパー・ストロング・マシン、ヒロ斉藤、高野俊二のカルガリー・ハリケーンズ離脱によるその場しのぎのギミックであり茶番劇に過ぎません。
そこで、当初「ブロディが約束通り来なかったら」4月18日の両国で組まれる予定だった猪木と藤波による師弟対決をメインに持って来ました。観衆は8,290人発表と満員マークは付かず。
試合は60分1本勝負、特別レフェリーは83年4月の全日本プロレス以来の来日、新日本プロレスには77年3月以来実に8年半ぶりとなるルー・テーズが務め、タイトルマッチではないものの、猪木はカール・ゴッチから寄贈された実力世界一の世界ヘビー級チャンピオンベルトを賭けています。
藤波にとっての「出欄の誉れ」対決。先にマッチョ・ドラゴンのテーマに乗ってピンク色のジャンパーで入場。後から入って来た猪木をロープを空けて迎え入れています。
藤波の足4の字固めがリング中央でガッチリと決まりました。脱出困難な猪木。猪木は足4の字をかけられながら「折ってみろ!」と鬼気迫るアピール。
流石にそんな非情な真似の出来ない藤波は猪木がこれ以上技を続けてもギブアップしないと思ったか!?自ら技を解いてブレイク。
猪木は前84年8月2日、蔵前国技館での長州戦以来のジャーマン・スープレックスホールド。カウントは2。さらに延髄斬りから留めとばかり卍固め。
そこは藤波も猪木の弟子。簡単にギブアップはしません。レフェリーのテーズは猪木の左足のフックが危険な確度で藤波の首を捕らえており、藤波の試合続行は不可能と判断。35分29秒、レフェリーストップで猪木の勝利を告げました。
試合後、上田馬之助がリングに上がって両選手の健闘を讃えています。
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