85年9月6日、碧南市臨海体育館(テレビ生中継、観衆2,790人満員発表)では猪木とジャイアント・マシンのシングルマッチが組まれました。
東京スポーツ紙上によると、ミスター高橋レフェリーがショーグン・KYワカマツの「催眠術」にかかってしまった疑いがあるとのことで、ワカマツはレフェリーをも「洗脳」してしまったのか…?
前週の山形での高橋のレフェリングに不信感を持っていた猪木はボディチェックの時から荒れ気味で高橋を怒鳴り散らす始末。
ゴングが鳴っても猪木の苛立ちは対戦相手のGマシンより高橋に向けられています。しかし、レフェリーに注意を取られていて勝てる程、Gマシンは弱い相手ではありません。
Gマシンが猪木の両腕を固めてネルソン気味にホールドしたところ、猪木は何を思ったかギブアップを確認に来た高橋を両足でキック。
ダウンした高橋に延髄斬り、明らかに故意。こういう場面でキラー猪木を出さずともよいのでは?と思われましたが、レフェリーがダウンしている間にワカマツがリングに入り、Gマシンに加勢、Gマシンは猪木にラリアットを見舞ってダウンさせるとヒッププレスでフォールの体制に。
ワカマツはダウンしている高橋を起こして、自ら高橋に手を添えてカウント3を叩かせました。11分48秒、猪木のフォール負けです。
内容は茶番でしたが、猪木のシングルマッチでのフォール負け(1本負け)は大変珍しく、75年3月13日、広島県立体育館でのタイガー・ジェット・シンとのNWF世界ヘビー級王座決定戦以来実に10年半ぶりの出来事でした(3本勝負での1本負けは除外)
セミファイナルでは藤波とスーパー・マシンが対戦し14分41秒、フェンスアウトにより藤波の反則勝ち。
メインイベンタークラスの中堅・若手がゴッソリと抜けたことで、若手にもテレビ登場のチャンスがやって来ました。
前週の8月30日、山形大会からの生中継では小杉俊二vs山田恵一のヤングライオン杯決勝を争ったフレッシュな対戦が放送され、小杉がウラカン・ラナで山田から勝利。
この日はデビュー1年に満たない武藤敬司がワールドプロレスリング初登場、ドン荒川と組んで上田馬之助、トニー・セントクレアー組に反則勝ち。
9月13日、宮崎県体育館でのテレビ生中継(観衆3,530人発表)では猪木vsスーパー・マシンがメインで組まれ、高橋のレフェリングに苛立った猪木が暴走し、10分28秒、反則負け。
セミの藤波とGマシンも11分10秒、藤波の反則負けと新マシン軍団との抗争は不透明決着が続きました。
前週の武藤に次いで橋本真也がテレビ初登場。木村健吾、山田、武藤組vs星野勘太郎、小杉、橋本組という新鮮な6人タッグマッチが組まれ、木村健が橋本を稲妻レッグ・ラリアットからの体固めで押さえています。新日本プロレスは苦しいながらも新しい力が育って来ていました。
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