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2018年05月02日08:02

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飛龍革命〜あれから30年〜(11)

スーパー・ファイトシリーズが終わった4日後の88年5月12日には、前田日明率いる新生UWFが後楽園ホールにて旗揚げ興行「STARTING OVER」を開催。

まだインターネットによるチケット販売が普及していない時代でしたが、チケット発売初日には渋谷のプロレスショップ、レッスルの前には徹夜組が列を作り、週刊プロレスは「旗揚げ戦のチケットは15分で完売」と報道しています。

観客は2300人(超満員)発表。参加選手は前田、高田延彦、山崎一夫に若手の中野龍雄(翼耀)、安生洋二、宮戸成夫(優光)。

入場セレモニーで前田はファンに挨拶。

「ありがとう!えー、色々ありました。本当に長い時間が過ぎたと思います。でもその間にも自分達は確実に大きくなって来ました。それは自負しております。(中略)『選ばれし者の恍惚と不安、2つ我にあり』という言葉がありますけど、プロレス界の中で選ばれた者という自負と、本当に出来るんだろうかという不安があります。でも、その不安があるからこそ毎日必死で努力してリングの上で命懸けで闘います。それだけです」と宣言。観客大歓声。

試合は選手が6人しかいなかった為、第1試合では高田が宮戸を相手に10分間のエキジビションを2回行い、アキレス腱固め、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップ勝ち。

第2試合は中野が安生を三角絞めで破りました。

メインイベントは前田vs山崎の一戦。24分56秒、前田が片羽絞めでギブアップ勝ちしています。新生UWFには、新日本プロレスを理不尽な形で解雇された前田へのファンの熱い思いと、猪木の考えるアングルやギミックに辟易させられた新日本プロレスのファンが流れ、この年一大ムーブメントとなりました。

88年IWGPチャンピオン・シリーズは5月20日、後楽園ホールで開幕。

IWGPは83年に第1回が開催されて以来、83、84年が参加全選手による総当たりリーグ戦、85年がトーナメント、86、87年がABブロック別総当たりリーグ戦と優勝争い形式でしたが、前年正式にタイトル化された為、この年はタイトルマッチ中心のシリーズとなりました。

猪木は左足甲の骨折が治らずシリーズを全休。開幕戦ではヘビー級vsジュニアの2大シングルマッチが組まれました。

IWGPヘビー級王者の藤波は馳浩をドラゴンスリーパーで破り、翌週の5月27日、仙台・宮城県スポーツセンターで藤波のベルトに挑む長州は越中詩郎を僅か3分59秒、リキラリアットからの体固めで撃破。

また、2月のビッグ・ファイト・シリーズに次いでビリー&バリーのガスパーズが来襲。今回はマネージャーにショーグン・KYワカマツがついており、前回の海賊亡霊としての不気味さは陰をひそめてしまい、漫画チックになってしまいました。

開幕戦ではマサ齋藤、スーパー・ストロング・マシン組と対戦。ビリーがマシンを体固め。

85年6月の来日後、WWFで金髪オカマギミックをしていたアドリアン・アドニスが3年ぶりに新日本に登場。WWFではデブキャラを要求されていた為、元々肥満体だったのがさらに太っての来日となりましたが、レスリングセンスの良さは変わらず木村健吾とシングルで対戦し、フェンスアウトによる反則負けとなりました。
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