練習を積み、決勝戦を1週間後にひかえた。
もう十分だ。そう思った輝莉達Ecritureは鈴鳴神社を訪れた。
3人でお賽銭を入れ・・・・手を合わせる。
3人の願いは一緒。
『優勝』
それは手の届くところにまで来たようで、遠い2文字。
他のチームもこうしてどこかの神社で勝利祈願でもしているだろうか・・・・。
自分達は十分に練習したし、体力トレーニングもしてきた。準備としては万端といえるだろう。ただそれは・・・・他の5チームにも言える事。練習に練習を重ね・・・・それでもちょっと不安で。こうして願掛けにも来て。負けようと思って臨むチームはいやしない。皆優勝したいし、芸能界デビューだってしたいだろう。
「熱心なお祈りね」
声をかけてきたのは緋袴の巫女服の自分達と同じくらいの年頃の少女。鈴鳴家の人だろう。
「お願い事は、優勝祈願?」
乃愛「それをなぜ?」
「まぁ・・・・燿さんとは知らない仲じゃないし、ライブ放送も観てるから」
星名「そうなんですか?」
「うん。燿さんとからの付き合いというか、史記さんからの付き合いというか」
風祭史記。それは今でも活躍中の宮凪愛架のプロデューサーといってもいい存在である。という事は、律音とも知り合いだろうか・・・・??
輝莉「十分練習はしたんですけどぉ・・・・やっぱ不安でぇ〜・・・・」
「分かるわ。練習は積んでも本番で失敗するかもって不安ってどうしても心の片隅に残るものよ。私だって悪霊対峙の時に霊術失敗したらどうしようだとか、夏祭りの儀式で観客やテレビ中継の前で失敗したらどうしようだとか」
乃愛「夏祭りの儀式とは・・・・あの亡くなった方と再会できるあの?しかし・・・・失敗したというのは・・・・」
「聞いた事無いわよね。ほとんどないの。でもやっぱり前日とか明日緊張して失敗したらどうしようだとか思ってるのよ。私儀式2回しかしたことないからすごく緊張してたし」
乃愛「その緊張はどうされたのですか?」
「練習を信じる事。自分を信じる事。そして・・・・仲間を信じる事。信じる気も地がきっと緊張を上回ると信じて。私は去年と今年を成功させたら自信もついたし」
なるほどとおもう3人。
仲間を信じる---------
輝莉「星名ちゃん、乃愛ちゃん。頑張ろ」
星名「うん」
乃愛「ええ」
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