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2018年04月08日10:35

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(333)

選手大量離脱のあった新日本プロレスは84年10月5日、越谷市体育館で闘魂シリーズを開幕させました。マスクド・スーパースター、カウボーイ・ボブ・オートン、ブライアン・ブレアー、ブラック・タイガーらが参加。

日本側はタイガー戸口、ザ・コブラが参戦した他、カルガリーに修行に出ていたヒロ斉藤、高野俊二を呼び戻して高野俊は正規軍に、H斉藤はヒールとしてストロング・マシン軍団と共闘させています。

この日は関東近郊で全日本プロレスが横浜文化体育館でジャイアント・シリーズを開幕させ、UWFは後楽園ホールでストロング・ウィークスを開幕させています。

私はUWFの後楽園を生観戦、新日本の越谷は録画、全日本の横浜文体は翌6日のテレビ放送で見ました。

全日本は「もしや、長州が姿を現すのでは?」と話題を呼んで5,400人と超満員の観客を集めましたが、長州は現れず。

長州以下所属選手13人になった新日本プロレス興行は10月9日にジャパンプロレスに社名を変更。流石にもう「新日本」は名乗っていくつもりもなく、団体としての体をなしていきました。

UWFでは試合前にラッシャー木村と剛竜馬が「プロレスに対する方向性の違い」を理由に退団を発表しています。R木村と剛は従来のプロレスをやっていましたが、新日本の藤原組と言われた前田日明、高田伸彦、藤原、さらに先シリーズに入団したスーパー・タイガーのキックとサブミッション中心のプロレスが主流となるのはやはり本意ではないと思われ、退団理由は純然にその通りかと思います。

UWF後楽園のメインイベントはSタイガー、前田組vs藤原、入団第1戦となる木戸修組で、藤原がチキンウィング・フェイスロックでSタイガーにギブアップ勝ち。

新日本プロレス時代、ダイナマイト・キッドにフェンスアウトの反則負け、メキシコでのビジャノ�掘▲據璽蹇Ε▲哀▲茲箸裡廝廝謄献絅縫◆Ε悒咫宍藾�手権試合の3本勝負での1本取られた以外は無敗のSタイガーのギブアップ負けは衝撃的で「完全実力主義のUのリングでは無敗のSタイガーと言えど負けることもある」と、リアリティーの深いところを見せ、ファンを取り込んでいきました。

順調にみえたUWFでしたが10月19日、浦田昇社長がSタイガージムの会長であったショウジ・コンチャを脅迫したとして警察に逮捕されるという事件が発生、コンチャ自体が色々問題のある人物でしたのでどちらに非があったは不明ですが代表権を持つ浦田社長の逮捕は大きなイメージダウンに繋がりました。

新日本プロレスは退団してもまた次の人材が出てくるのが強みであり、激動と言われた84年だけでも多くのヤングライオンがデビューしています。

3月には再デビューの仲野信市(退団)、佐野直喜、山田恵一、4月には畑浩和、留学生のパトリック・タナカ、8月に笹崎伸司(退団)、9月に橋本真也がデビュー。

闘魂シリーズ開幕戦の越谷では武藤敬司と蝶野正洋が互いにデビュー戦を行い武藤が勝利。10月12日久留米県立体育館では野上彰がデビューしています。

シリーズ最終戦は11月1日、東京体育館で開催。満員にの9500人のファンが新日本のピンチに駆けつけました。

メインは猪木がストロング・マシン2号と対戦、延髄斬りからの体固めで快勝。藤波はオートンを相手にWWFインターナショナル・ヘビー級王座防衛戦を行い、長州の得意技であるサソリ固めでレフェリーストップ勝ち。

コブラはBタイガーを破りNWA世界ジュニア・ヘビー級王座を防衛しています。

同日、後楽園ホールで行われた全日本プロレスのジャイアント・シリーズ最終戦についに長州が姿を現し南側観客席で試合を観戦。客席からメインイベントに出ていた鶴田、天龍を挑発しました。

これを真っ向から受けて立ったのが天龍で天龍は長州に対し「上がって来い!」とアピール。ジャパンプロレス迎撃に向かったのは天龍でした。
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