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2018年04月07日07:12

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(332)

84年9月14日、駒ヶ根市民体育館のテレビ生中継では猪木、藤波、木村健吾組vs長州、アニマル浜口、谷津嘉章組の正規軍vs維新軍頂上対決が行われ、両チームリングアウトで決着はつかず。

9月18日、江南市民体育館にて同一カードによる再戦となり13分31秒、長州が木村健を首固めで破り最終頂上対決は維新軍の勝利に終わりました。

シリーズ最終戦の9月20日には大阪府立体育会館で猪木と大相撲の大関小錦の実兄でハワイの格闘家であるアノアロ・アティサノエが異種格闘技戦3分10ラウンドで対戦。

アティサノエはハワイでフットボールの選手として活躍しましたが、何の格闘技の選手だったか明確に表記されておらず、おそらく格闘技に関してはミスターX同様、ズブの素人ではなかったかと思われます。

試合は5ラウンド25秒、猪木がアティサノエの150kgの巨体をバックドロップで投げてからの体固めでフォール勝ち。アティサノエはその後新日本プロレスに入団しますので、元々プロレスラー志望だったかも知れません。

長州、谷津組はロジャー・スミス、トニー・セントクレアー組を破りシリーズ最終戦を勝利で飾り、試合後には新日本プロレスの大阪の常宿であるホテル南海で正規軍、維新軍合同による打上げが行われ、長州、谷津のWWF遠征も発表されています。

しかし、事態は急変。翌21日の朝、大阪から新幹線で東京に戻った長州、浜口、谷津、小林邦昭、寺西勇の維新軍5人は自宅には戻らず、馬場のお膝元である永田町のキャピトル東急ホテルに姿を現し、新日本プロレスからの退団と大塚直樹が代表を務める新日本プロレス興行(以下、新日本興行)へ移籍の記者会見をやっています。

これを聞かされた猪木は「5人の狸に騙された」と悔しさを全面に出していましたが、新日本興行への移籍はこれだけに留まらず。

9月25日には永源遙、栗栖正伸、保永昇男、新倉史裕、3月に再デビューしたばかりの仲野信市が新日本興行へ移籍、27日にはアメリカを拠点に活躍していたキラー・カーンも移籍。さらに後日、維新軍の首領として在米フリーながら新日本プロレスを主戦場にしていたマサ齋藤、ブラディ・ファイト・シリーズ中の8月31日、南足柄市体育館でデビューしたばかりの新人の笹崎伸司、レフェリーのタイガー服部が新日本興行へ移籍。13選手1レフェリーが新日本プロレスから離れていってしまいました。

テレビ朝日「ワールドプロレスリング」は大量離脱発表のあった週の9月28日放送分では18日の江南大会を放送。メインの長州が木村健を首固めでフォールするところは意図的にカットされ、猪木のインタビューが入りました。猪木は「大掃除が出来てスッキリした」とコメント。

また、選手の大量離脱に伴い、残った選手で箱根で強化合宿を行い、その模様も放送。残ったメンバーは明らかに弱体化しており前途多難を思わせましたが、木村健吾がアナウンサーの「木村さん、何か一言」とマイクを向けられた時に「イナヅマッ!」と明るく返したのが妙にホッとした気分にさせられました。

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