札幌大会が終わると猪木はシリーズ中ながらニューヨークへ遠征。7月23日、MSGで行われるビンス・マクマホン・シニアメモリアル興行に参戦。チャーリー・フルトンを破り、またメモリアル・バトルロイヤルではレネ・グレイを降して優勝を果たしています。
この時にビンスと猪木の間で6月14日、蔵前国技館でのハルク・ホーガンとの再戦に向けた話し合いが為されましたが不調に終わりました。
また7月23、24日には後楽園ホールでUWFが無限大記念日を開催し、両日共に超満員3,000人発表の観客を動員。
初日はタイガーマスクがザ・タイガーとして352日ぶりにリングに復帰。高田伸彦とのタッグで前田日明、藤原喜明組と対戦。ファンを狂喜させました。試合は16分24秒、藤原が高田を恐らくリング上では初公開となるジャーマン・スープレックスホールドでフォールし前田、藤原組の勝利。
2日目のメインは前田がフレンチ・マーテルと対戦、三角絞めでギブアップを奪いました。ザ・タイガーは81年10月8日、新日本プロレスの蔵前国技館で対戦が発表されて流れたマッハ隼人とのシングルマッチでタイガー・スープレックスホールドでこれを撃破。
メインの三角絞めは観客には伝わりにくかったですが、セミ前の藤原、高田組vsレオ・バーク、ロッキー・ダラセーラ組でもフィニッシュには藤原がダラセーラをクルック・ヘッドシザースで破っており、少なくとも前田、藤原、高田はサブミッションをベースとしたプロレスで新日本プロレスとの差別化を図っていくような試合をしたと思います。
新日本プロレスのサマー・ファイト・シリーズは8月2日、蔵前国技館で最終戦を迎えましたが、札幌での藤波戦での遺恨から長州が猪木とのシングルマッチを直訴。
当初は蔵前では猪木とデビット・シュルツの試合が発表されていましたがメインは猪木vs長州に変更。おそらく、シュルツではチケットが売れる訳もなく、ダミーカードだったと思われます。
猪木と長州はこの年、4月19日、蔵前国技館での正規軍vs維新軍5対5勝ち抜き戦の大将戦、5月18日、広島県立体育館でのIWGP決勝リーグ戦の2回シングルで対戦し猪木の2勝。
試合は猪木が長州のサソリ固めを耐え抜き、久々のジャーマン・スープレックスホールドを披露、これはカウント2で返されましたが、長州がリキラリアットに来るところを背後から絡みついてグラウンド・コブラツイスト。29分39秒、カウント3が入り猪木薄氷の勝利。
内容の濃い試合となり、この年の東京スポーツ制定プロレス大賞の年間ベストバウトに選ばれています。
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