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2018年03月25日10:42

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(319)

新日本プロレスを退職に追いやられた新間寿が猪木の密命を受けて錯綜し、猪木の「受け皿」として設立した第3団体はユニバーサル・プロレスリング株式会社(通称UWF)。

代表取締役には新間の中央大学の先輩で、自身もアマレスの選手であった浦田昇が就任、新日本プロレス営業部次長だった上井文彦も営業部長として入社しています。

UWFは新宿に事務所を構えていました。

84年3月2日、綾瀬市体育館におけるビッグ・ファイト・シリーズ第1弾の開幕戦に前田日明、ラッシャー木村、剛竜馬の3人が無断欠場、UWFへの移籍濃厚と噂されています。

UWFが事務所開きを行ったのが3月8日でしたが、同日にフジテレビがUWFの放映を見送る方針を通達して来ました。

UWFから制作会社を通してフジテレビに出された企画書には猪木を初め長州、前田、アニマル浜口らにアンドレ・ザ・ジャイアント、ハルク・ホーガンらの名前がリストアップされていましたがUWFはほとんどの選手を調達することが出来ず、フジテレビが放映を断念したのも仕方ない話でした。

結局、猪木の「二股」はテレビ朝日の上層部に発覚。猪木は三浦甲子二専務から大目玉をくらい、「放送を打ち切る」と言われました。慌てた猪木はUWF行きを撤回。先兵だけ行かせておいて自分は新日本に残ることになった訳です。

UWFの旗揚げ戦は4月11日、大宮スケートセンターと決まりましたが、興行用ポスターには「私はプロレス界に万里の長城を築く」、「私は既に数十人のレスラーを確保した」というコピーが施され、参加決定レスラーとして新間とメキシコUWAの親密関係からペーロ・アグアヨ、エル・シグノ、エル・テハノ、ネグロ・ナバーロのロス・ミシオネロス・デ・ラ・ムエルテ、マノ・ネグラ達が載りましたが、参加予定レスラーとして猪木、長州、アンドレ、ホーガン、アドリアン・アドニス、ジミー・スヌーカらの名前が上がりました。

普通ならポスターに新日本プロレスがクレームを付けるのが当たり前だと思いますが、それをしなかったのはやはり猪木が負い目を感じていたからであろうと思われます。

3月21日にはこの時点で国内最大収容規模(最大16000人収容)を誇り、前年開館した大阪城ホールに初進出。新日本プロレス興行への売り興行だったせいかノーテレビ且つカードも通常のテレビマッチ並のカードでした。

猪木、坂口組はディック・マードック、アドニス組を破り、長州は藤原の石灰&麻縄に苦しめられましたがリキラリアット1発でフォール勝ち。藤波は谷津嘉章に反則勝ちしています。

シリーズ最終戦の3月22日、尼崎市記念公園体育館ではメインに猪木、藤波、藤原喜明組vs長州、浜口、谷津組というカードが予定されていましたが、炎のファイターのテーマ曲に乗って入場してきた猪木を維新軍のセコンド寺西勇が椅子を持ってガウンを着たままの猪木の左腕を攻撃。

それを合図に維新軍が試合前に猪木に一斉に襲いかかり、猪木は戦闘不能状態になりました。

猪木に代わって坂口が藤波、木村健と組んで長州、浜口、谷津組の維新軍と対戦しましたが試合内容は大荒れで正規軍の反則勝ちとなりました。
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