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2018年03月19日08:04

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(313)

83年の新日本プロレスは日本人による軍団抗争が激化し、これが爆発的人気を呼んで観客動員、ワールドプロレスリングの視聴率も上昇。中でも視聴率は20%を常時超える勢いでした。

他局に「太陽にほえろ!」(日本テレビ)、「3年B組金八先生」(TBS)を向こうに回しての数字だけに、まさにブームと言え「金曜午後8時の闘いのワンダーランド」に人々が熱狂した時代でした。

前年、藤波との闘いを終えた長州は第3回MSGタッグ・リーグ戦には出場せず、WWFで試合をしていた「心の師」マサ齋藤を尋ねてニューヨークへ。(小林邦昭も行っていた)

日本ではM齋藤が78年11月のプレ日本選手権からヒールターンした為、敵対していた両者でしたが、長州に取っては同じアマレス五輪代表からプロレスに転向した尊敬すべき先輩。

長州はM齋藤に共闘を呼び掛け、83年1月の新春黄金シリーズから小林邦も入っての革命軍を結成して参戦しています。

1月6日、後楽園ホールでのセミ、坂口、キラー・カーン組vsM齋藤、長州組。Kカーンが坂口に半旗を翻し、裏切りのダイビング・ダブルニードロップ。これでKカーンも革命軍に加わりました。

国際軍団、新日正規軍の3軍による抗争の図式となりました。

2月7日、蔵前国技館では猪木vs国際軍団の2度目の1対3変則タッグマッチが実現。

猪木は今度は先ず大将であるラッシャー木村のラッシング・ラリアットの数秒前に逆ラリアットを見舞いフォール勝ち。寺西勇もコブラツイストでギブアップさせ、今度こそは3タテかと思わせましたがアニマル浜口に粘られてフェンスアウトによる反則負けとなり、勝つことは出来ず。

タイガーマスクはダイナマイト・キッド、小林邦と並んで最大のライバルの一人であったブラック・タイガー(ローラーボール・マーク・ロコ)を撃破しWWFジュニア・ヘビー級王座を防衛。

観客は12000人(超満員)発表で、前回の82年12月10日、第3回MSGタッグ・リーグ戦優勝決定戦(猪木、ハルク・ホーガン組がKカーン、タイガー戸口組を破り優勝)は9500人発表と満員には成らず。観客が日本人抗争を求めていることがハッキリ数字に出ました。

外国人はないがしろにされていた感はありましたが、3月4日、相模原市立総合体育館で開幕したビッグ・ファイト・シリーズ第1弾に参加したアドリアン・アドニス、カウボーイ・ボブ・オートン組のマンハッタンコンビは新風を巻き起こしました。

猪木、木村健吾組と対戦しハイジャック式パイルドライバー、スカイハイ・ラリアットなど斬新な合体殺法で木村健をKOしインパクトを残しました。

残念ながら、九州での巡業中にこのシリーズに参戦していた、素行の悪さには定評のあるクリス・アダムスが暴行事件を起こし、一緒にいて止めようとしなかったオートンも同罪でアダムスと一緒に途中帰国させられ、アドニス、オートン組は僅か2週間という短い期間のチーム結成でした。

ただし、2週間全3回のテレビ中継登場で、見る人に強い衝撃を与えたか、未だにアドニス、オートン組を昭和プロレスの来日外国人名タッグチームとして名前を挙げるファンは多数おります。
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