79年ビッグ・ファイト・シリーズは2月23日、千葉公園体育館で開幕。
タイガー・ジェット・シン、スタン・スタージャック、ジョニー・マンテル、ペーロ・アグアヨ、ベビー・フェイス、ハン・リー、サイレント・マクニーの外国人選手が参加。
フリー日本人選手も上田馬之助、マサ齋藤がシリーズ全戦参加の他、シリーズ終盤にはヒロ・マツダが特別参加。
また、日本側に75年にメキシコに修行に出て、現地でスペル・エストレージャとなったグラン浜田が凱旋帰国を果たしています。
浜田の場合は凱旋帰国と言ってもメキシコに定住してメキシコ人女性と結婚し生活の拠点が向こうにありましたので1シリーズのみ参戦し、メキシコにまた戻ることになります。
開幕戦はテレビ生中継がありましたが、私は会場まで観戦しに行きました。これまで会場観戦をはじめてから、生中継と被る時はテレビを選択することが実際は多かったのですが、この日初めてテレビ生中継があるのに会場に行きました。
というのも国際プロレスのマイティ井上、アニマル浜口組が、新日本プロレスの星野勘太郎、山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズに奪われたIWA世界タッグ王座を奪還すべく、新日本のリングに乗り込んで行くことが発表されたからです。
IWA世界タッグ選手権試合はワールドプロレスリングでは放送しない。恐らく、東京12チャンネル(テレビ東京)が後日、録画中継をするであろうことは予想されましたが、ネットのない時代なので放送情報のリリースも当然なく、会場に行ってみないとわかりません。
録画中継されるにしてもそれまで「待つ」ことは出来ず、会場で観るしかない、という結論に達しました。
IWA世界タッグ戦は第5試合に組まれ、リング下の横断幕がワールドプロレスリングのものから東京12チャンネルのものに変えられました。
新日本プロレスの会場での試合を東京12チャンネルが収録するのは、この時が初でした。
東京12チャンネルの放送席は2階席の前列に作られています。
1本目、試合はスタートからヤマハのペース、細かいタッチワークを繰り返し、11分54秒、山本が浜口を体固め。
2本目は星野の鉄柱攻撃で浜口が流血、傷口を2人がかりで攻撃し、5分6秒に国際組の反則勝ち。
決勝の3本目は流血でダメージの深い浜口を山本がとどめとばかり担ぎ上げようとしたところ、遠藤光男レフェリーの死角をついてM井上が山本のボディにフライング・ショルダーアタック一閃。
不意を突かれた浜口を持ち上げた状態でダウン、浜口がそのままフォールの体勢に入り、1分21秒、浜口が山本を体固め。
反則含みながら2本目ということでベルトが移動。M井上、浜口組が王座獲得に成功しています。
体格が小柄同士のM井上、浜口組は和製ハイフライヤーズとかナニワブラザーズと呼ばれ、国際プロレスの後半の歴史に残るタッグチームとなりました。
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