プレ日本選手権優勝決定戦猪木vsヒロ・マツダ、実況は三浦智和アナウンサー、解説は桜井さんです。日本国国歌「君が代」の吹奏。
三浦アナ「桜井さんっ、先程のラッシャー木村選手の突然の挑戦宣言、私達も本当にビックリしたのですが」
桜井さん「そうですねぇ、同時期に国際プロレスが日本リーグ争覇戦というのを行いまして、要するに同じような狙いで開催された日本リーグ争覇戦の優勝者である木村がプレ日本選手権の優勝者に挑戦してくるのは当たり前なんじゃないですかね」
三浦アナ「原選手が藤波に挑戦しています。そう言った意味で猪木は絶対に負けられない!いよいよ決勝のゴングを迎えます。桜井さんっ、日本マット界統一を目指す獅子王の猪木なんですが、周りが日本マット統一に向かって動き出したんじゃないですか?」
桜井さん「まあねぇ、プレ日本選手権の企画が決まった時から、私はこういう動きになるんじゃないかと思っていましたが、それが具体化して来ましたねぇ」
レフェリーはミスター高橋。三浦アナ「両者、ゴングを待ちます。アントニオ猪木、ヒロ・マツダ、その胸中はいかなるものでありましょう」
桜井さん「そうですねぇ、猪木が勝つにせよ、マツダが勝つにせよ、勝者が統一日本選手権への階段を一歩上がる訳ですからね。いい試合をやってもらいたいですね」
レフェリーの高橋が両陣営のセコンドにリング下に降りるように指示し、ここで試合開始のゴングが鳴りました。
三浦アナ「猪木、マツダ両陣営にセコンドがピッタリついておりましたが、一斉に散らばりましてリング下に降りました。プレ日本選手権決勝戦、60分1本勝負、アントニオ猪木vsヒロ・マツダ、ゴングが鳴りました!」
両者リング中央で睨み合い。三浦アナ「さあ、仕掛けるのは猪木か、マツダか!?」
桜井さん「しかし、このねぇ、2人の胸中には色んな感慨が起きていると思いますよ。12年前に猪木がアメリカで修行していた時にマツダとテキサスで一緒に練習していたこともありましたねぇ」
三浦アナ「そうでしたね。そして、猪木が初めてアメリカで獲ったのがテネシー州のタッグタイトル。この時のパートナーがヒロ・マツダだったんですね」
桜井さん「そうですねぇ、これはザ・メディックスというチームを相手にナッシュビル、テネシーで闘ったんですがねぇ、いい試合でしたね」
その試合、見てるのか?
両者手四つに組んでは離れる。猪木とマツダはシングル初対決。お互いの手の内を読みあっているようです。
ここで古舘伊知郎アナよりサイドリポートが入りました。
古舘アナ「放送席三浦さんっ、今、ラッシャー木村選手の談話が入りました」
三浦アナ「そうですか!」
古舘アナ「とにかく、ラッシャー木村選手はこういう事(猪木vsマツダ戦の勝者に挑戦)が実現するのは本当に嬉しいことだと、自分は勿論のこと、関係者の皆さんにもこれを実現させるように推進して欲しい、とファイト満々ですよ」
三浦アナ「なるほど、さてリング上の猪木とマツダですが、この前の前の試合に国際プロレスの寺西勇選手、アニマル浜口選手が登場し新日の木戸修、長州力と素晴らしい試合をして、タッグマッチでしたが30分闘ってフルタイムドローでした。」
桜井さん「いやぁ〜、これは本当にいい試合でしたねぇ〜」
猪木、マツダに手四つの体勢から組み付いて押し込んでいきましたが、これはロープブレイク。
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