律音は前を歩く宮崎を呼んだ。宮崎が足を止めて振り向いた。律音は意を決してその胸の内の想いを伝える。
・・・・彼は驚いた表情をみせたが・・・・すぐに・・・・
・・・・・困った顔をした。
これは・・・・断る言葉でも探しているのだろうか。
律音「あ・・・・別に気にしないで。戻る前に宮崎君に伝えたかっただけだから」
宮崎「・・・・え?」
律音「そりゃあ断られちゃうのは辛いけど暫くは好きでいさせて?」
と半ば早口にもにたようにまくしたてるが、自分に態度にきづいて訂正した。
断る言葉を探してた訳ではないと。
ただ・・・・律音といきなり遠距離恋愛になって続くのかどうかを考えていたと。
律音「それじゃあ・・・・」
宮崎「オレでよければなんだけど、草薙・・・・神凪はまたイギリスに戻っちゃうし。神凪、可愛いしもてるだろうし」
可愛いとか面と向かって好きな人にいわれると照れる。
しかしこれだけは言っておかないと。フリステスにもどっても気持ちは変わらないと。
宮崎「じゃあ・・・・その・・・・いきなり遠距離になっちゃうけど、よろしくな」
律音「うん!!」
2人で手をつないで戻ってきた様子をみて女子達は拍手をして迎え、男子は宮崎をからかったりしている。
いつまでも・・・・友達でいたい。この仲間たちと。
そして・・・・いつまでも宮崎と続くといいなとも思う。
数日後、律音はイギリスへと戻っていった。
その手には・・・・別れ際に空港で宮崎からプレゼントされた指輪があった。
本物の宝石などはついていない、露店で買ったものらしいが・・・・律音は幸せそうである。
帰りの飛行機で思う。この指輪は宝物にしようと。
そして・・・・Ecritureに託した曲は成功するのだろうか。
ミーナ「ヘーイ!!リズム!!指輪はそこにするものじゃないデースヨー?」
適当に人差し指あたりにはめていた指輪をミーナははずし、薬指にはめた。
そして満足気。
リルム「ミーナさん。そこは婚約した方が付ける指ですよ」
ミーナ「そーですよー?なんでもユーヒをノゾムシーでアツイ告白したらしーじゃないでーすかー?」
リルム「夕方ではなかったと思いますが・・・・。そうではなくて、婚約した訳ではないと・・・・」
律音「ううん。これでいい」
そう言って大事そうに指をはめた手を胸に抱く。そしてもう一度「これでいいんだ」
律音「今の私の気持ちはこれだから。未来に続いてるといいな。宮崎君と」
未来に続く約束と信じ、律音はイギリスへと戻っていく。
そのころの宮崎は・・・・本物ではないにしても指輪はカッコつけすぎたと空港で頭を抱えていたとかないとか。
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