昼下がりの午後。流奈は律音を連れて皆と離れた場所へ。
先ほどの宮崎の荷物番の時の事を褒めて「やっと両想いだねぇ〜良かったね〜」と満足気。しかしただ単に連絡先の交換をしただけだと真実を話すと目を点にさせる・・・・。
流奈「え、連絡先交換だけ?」
律音「うん」
流奈「告白は?」
律音「まだだけど・・・・」
流奈「まだ?さっきそこそこ時間あったのに?」
律音「うん」
流奈、ふか〜い溜息。まだ告白していないのがそんなに駄目か?まだ時間はあるぞ?
流奈「あのね、まだお天道様がでてるったってね、5時には帰るんだよ!?」
半ばキレ気味にスマホの画面を見せる。午後2時、とある。
律音「あと3時間あるし・・・・」
流奈「あと3時間’しか’だよ!!折角さっき2人きりだったというのに・・・・」
そして2度目の溜息。ならば仕方ないと次の策を言いつける。
幸い、男子の1人がゴムボートを持ってきている。速攻で空気を入れて膨らませて一目散に2人きりで沖に行ってこいと来た。そしてちょっと思案。
流奈「・・・・いや・・・・律音ちゃんと宮崎は最後がいいかしら。その方がゆっくり時間取れるし。うん、そうしよう。じゃあその時告りな。いいね?」
律音「え、いやぁ〜・・・・まだ心の準備がぁ〜・・・・」
流奈「いいね?」
律音「えっとぉ〜・・・・2人きりでボートなんて恥ずかしいし・・・・」
流奈「いいね?」
律音「だからそうすぐに勇気も・・・・」
流奈「うんだから順番は最後だから。いいね?」
・・・・聞いちゃいるがもう有無を言わさずだった。もはや一択しかない・・・・。
律音は頷くしかないのだった・・・・。
皆の所へ戻った流奈は早速ボートを提案。男子達はボートを頑張って膨らませていく。黄色い色をしたゴムボートが出来上がると即席でつくったクジを皆に引かせる。紙を細長く切り、先っぽを手で隠し、隠したところに番号が書かれている。男子側と女子側で別々になっており、同じ番号を引いたペアでボートに乗っていくという手法。なお、数字は乗る順番だ。4人づついるので1から4が割り振られている。
------------表向きは-------------
律音「・・・・4番だぁ」
宮崎「あ、俺もだ」
流奈「じゃあ律音ちゃんと宮崎が4番手ね☆」
とにこやかに言う流奈だが、どこか含みのあるちょっと悪い顔をしていた。
先程の皆と離れてした会話と照らし合わせ、今のワル顔と照らし合わせてみる。
・・・・・・・・うん。このクジは仕組まれている。きっと自分と宮崎の引いたクジはおそらく4しかないクジであろう。
宮崎「偶然だな。よろしく」
と言いつつ2人で浜に座って話をしていたが---------
(ごめんね〜宮崎君。きっとあのクジは偶然じゃなくて八百長だったんだよぉ〜・・・・)
と心の中で思っているのである。
そして1時間半後。律音達の番が回ってきた。律音が乗り、宮崎が沖に向かってボートを押し、足がつかなくなったころにボートに乗り込んだ。
さぁまた2人きりの時間がきたぞ。今度こそ告白できるか??
-------------------------------------SCENE14へ------------------------------------
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